香港・澳門の旅 26「九龍ピーク(飛鵝山)からの夜景」
今回、香港激安ツアーで見て回った夜景の中で一番綺麗だった場所を紹介します。
ビクトリア・ピークから路線バスでセントラルへ戻る。
スター・フェリーで九龍に渡る。
日が傾き始めています。
急ぎ足で【重慶大厦】へ戻り、三脚を持って再出発。
目的地は路線バスなど走っている場所ではないので、【梳士巴利道 / Salisbury Road】まで出て、流しのタクシーを止めて乗り込む。
運転手さんに『カオルーン・ピーク』と言うと、驚いたように振り返り「君はそこへ行ったことあるのか?」と聞き返してきた。知らないのかなと思い『フェイオンサン(飛鵝山)。ルックアウト・ポイント(展望所)。』と付け加えると、「いやいや、知ってるよ!だが君、そこまでタクシーで行くとなると、100ドルなんかじゃ行けないよ。」と、なぜか知らないけど興奮しながら"more, more, "言ってた。もしかして100ドルを超えるような乗車は滅多に無い高額運賃なのだろうかと。100香港ドルは日本円で1300円位。日本のタクシー代と比較したら安いものじゃないか。『ノープロブレム!』で、タクシー発車。
若い運転手さんでしたけど、英語が通じるので乗車中はずっと話をしていた。
新清水湾道を走り、途中から飛鵝山道へと左折して入って行く「ここからフェイオンさんへ行きます。」との説明付。運転手さんの話によると、入ってすぐの場所は超高級住宅地らしい。高い塀に囲まれた家々を指差しながら「自分達には縁遠い階級の人達が住んでいるよ。」とのことだ。
タクシーは狭い曲がりくねった道を乗客の事も考えずに勢い良く突っ走ります(笑)
途中から、私の帰りの足のことを心配してくれだした。ミニバスが走っているようなことを言っていたけど、もしバスが来なかったら電話でタクシーを呼ぶしか方法はない。と、コールセンターの番号をメモってくれた。『コールセンターにかけて君を指名したら来てくれるのかい?8時半頃迎えに来て欲しいんだけどね。これは君の番号かい?』と聞いたら、暫くどうしようと考えていたけど、最終的に運転手さんの携帯電話番号を教えてくれた。「香港島にいたり、他の客を乗せていたら来れないから、その時はコールセンターに掛けてくれよ。危険だから絶対に歩いて下りてはいけないよ。」と"never, never, "言ってた。帰国後、そのメモ用紙を眺めていたら、ハズレ馬券だったという(笑)どうりで他に紙はないかと必死に探していたわけだ。
尖沙咀から30分程で到着。何故かそこにいた人達全員から注目を浴びた。タクシーで来る人は珍しいのでしょうか。
料金は見ての通り94.5HKD
【九龍ピーク / 飛鵝山 / Kowloon Peak / Fei Ngo Shan】
ビクトリアピークが香港島からビクトリアハーバー一帯を眺めるのに対し、こちらは九龍側からハーバー一帯を眺める事が出来ます。地元の方達の間では有名なスポットなようですが、旅行客はタクシーかレンタカーを利用するしかアクセス方法がありません(トレッキングは可能なようですけど)。
展望所自体は東屋の横から階段を登った場所にあります。
眺めとしては東屋の少し先からの眺めが一番だった。香港啓徳国際空港跡地も一望で、空港移転前はこの場所から離着陸が一望だったようです。
東屋からは視界の一部に木があってワイドには見渡せません。
だから、みんな路肩に腰掛けて眺めていた。
↓
ビクトリアピークからの眺めも悪く無いですが、私個人はカオルーンピークからの眺めの方が好きです。
ハーバーを中心に撮影しようとすると、高圧線鉄塔が邪魔かなと。肉眼で眺めるには気にならないのだけど。
ハーバーから香港島までを望遠で引き寄せてみます。
遠目に見えているのは【昂船洲大橋 / Stonecutters Bridge】でしょうか。その奥に空港を離着陸する飛行機の軌跡が写っています。
特に加工はしていませんけど、なぜかHDRimageの様に写ります。それだけ街自体が明るいのでしょう。
東屋の横にある階段を登って展望台まで行ってみました。ベンチなどがある、ちゃんとした展望台ですけど、暗かったので撮影は出来ませんでした。
こちらからハーバー一帯はあまり見えません。フレームで切っている右側は木です。
反対方向を向くと、どこかが見えています(地名がわからない)。
展望台から飛鵝山道へ戻って眺めます。
望遠で切り取ると、もの凄い密度です。
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何か物足りなさを感じていましたけど、後からその理由に気が付きました。アースデイの一環として、超高層ビルICC(International Commerce Centre)のイルミネーションが消えているのです。
満足した所で移動しましょう。
ミニバスはやって来る気配すら感じません。タクシーを呼ばなくては・・・・・だが!Wi-Fiでネットには繋がりますが、電話は通じない。どうしましょう?ということで、近くにいたカップルに声を掛けて電話をかけてもらった。お店でもどこでも、香港の若い人達は、みんな普通に英語が使えるようで、色んな場所で助けてもらいました。
タクシーが到着するまで、そのカップルと話をしていましたけど、日本からこの場所に来ている事に驚いていた。「日本でも有名なスポットなんだけど、足がないから来ないだけじゃないかな。」とかなんとか。
電話をして20分程でお迎えのタクシー到着。この早さ、恐らく、呼ばれる事を見越して近くを流していたものと思われる(笑)
そんなに早くやって来るとは思っていなかったのでカメラは片付けておらず、三脚の脚だけ縮めて乗り込んだら、運転手さんは私に気がついておらず、夜景に見とれていた。「初めて見た。」とかなんとか。その時の表情が印象的だった。
この九龍ピークには道沿いにもう一箇所展望スポットがあります。見つけて「ここだ!」と思った時には通過しており・・・
勢いの良い運転をしているものだから、そこで止めてもらっても、あの狭い道をバックで戻るのは大変だろうと思い諦めた。
つづく・・・
2013.05.26 (Sun) | Comments(0) | トラベル > 香港・澳門 | Edit | ▲