香港旅行2014 - 17「金鐘 雨傘広場」
力寶中心(リッポーセンター)を眺めようとやって来た金鐘(アドミラルティ)。
ここが雨傘革命の本拠地であると気が付く。
バリケードを乗り越え、占拠エリアへ入って行く。
他のエリア同様、やはり緊迫した雰囲気は無く、デモという感じはしないのである。恐らく多くの人がデモと言って連想するであろうものとは全く別である。どのように説明したらよいのかもわからない。
人は多いが、特別何かが行われているというわけでもない。
路上に多くのテントが設置してあり、それを一般市民や観光客が見学しているようにしか見えないのである。
抗議活動を行っている若者達はというと・・・勉強しているのである!
驚いた。中央に自習室テントがあり、黙々と自主勉強を行っているのだ。周囲では騒がず、撮影も遠慮して欲しいと書いてあったので撮影はしてないが。各個別のテントにいる若者を見てみても、やはり勉強をしているのである。学生だからと言われればそれまでだが。
今回の活動のシンボルとなっていた雨傘を縫い合わせて吊るしていた。
占拠エリア内にはメディアブースも用意されている。学生代表らが記者会見を行い、世界へ配信されていたのはここだ。対外的に自分たちの状況を知ってもらおうという狙いを持っているからこそ、内部にこういうスペースも確保するのであろう。自分達で英語でも発信しているのを見れていれば、それくらいはわかる。
広場の上を横切るペデストリアンデッキへ上がってみる。
垂れ幕が沢山。漢字だが意味は理解出来ない。
デモである事を知らなかったら、フリーマケットでも行われているのかなといった感じがする。
テントから出てきて、周囲のテントにいる人に挨拶をして立ち去る若者。同じ方向に歩いていたので話しかけてみたら(外国人には普通に英語で返してくる)、明るい時間だけテントで過ごし、夜は自宅へ帰っているそうな。私側の英語力の問題も有り、詳しくは聞けなかったが、デモ参加が目的で来ているという感じはしなかった。
もう少し歩き回ってみたかったけど、やはり香港夜景を眺めたいので一度宿へ戻る。
この雨傘広場はMTR金鐘駅から出てきた場所。ここから地下鉄に乗れば隣の駅が尖沙咀(チムサーチョイ)。
つづく・・・
2015.02.07 (Sat) | Comments(0) | トラベル > 香港・澳門 | Edit | ▲