イタリア旅行 2015 -35「ヴェネチア本島からブラーノ島へ」
旅程5日目、イタリア入国4日目の4月28日。
ホテルをチェックアウトして次の滞在地へ移動する。といってもヴェネチアを去るわけではない。ヴェネチアと一言で言っても、メインとなる本島以外にも沢山の島が存在するわけで。その中の一つである「ブラーノ島 (Isola di Burano)」へと向かう。
ここ数年、日本でも色んな媒体で紹介されることが多くなってきているので、それなりに知名度も上がってきているカラフルな家が立ち並ぶ小さな島です。私がいつ何で知り、行きたくなったのかは後に触れます。
本島からムラーノ島とブラーノ島と巡り、ゆっくり観光しても日帰りで十分に楽しめます。ですが、今回は縁あり、島内のお宅へ泊めて頂けることになったので移動します(Airbnbの利用ではありません)。
ブラーノ島へは「本島から水上バスで約40分」というのがどこでもみかける説明。少し詳しく行き方を書けば、本島北東側にあるフォンダメンタ・ヌォーヴェ (Fondamenta Nuove)というバス乗り場からムラーノ島経由でブラーノ島へ行く12番のヴァポレットが出ている。そこから約40分だ。それでも、恐らく多くの人が40分程で行けるのだと情報を処理してしまいそうだけど、その乗り場までに掛かる時間も考慮しておかなくてはいけない。乗り場は主だったスポット、サンタルチーア駅、リアルト橋、サン・マルコ広場、そのどこからも近くはない。一番近いのはリアルト橋になるか。起点をどこにするかにもよるけど、移動には片道60分はかかると思っておくべきだと思う。ついでに書いておきますが、ヴァポレットの通常チケットだと有効期限が75分なので往復は出来ませんし、離れた場所からフォンダメンタ・ヌォーヴェまで向かって乗り換える場合、島へ到着前に有効期限が来てしまう可能性がります。最低でも1 DAY TRAVELCARDを用意しておいたほうが良いと思います。といっても検札なんて無い・・・・けど、念のため!
さて出発。
駅横のホテルから移動するので、掲載するのはサンタルチーア駅からブラーノ島への移動方法となる。駅前からスカルツィ橋を見ると、その裏側にフォンダメンタ・ヌォーヴェへ向かう52番のヴァポレット乗り場がある。
↓乗り込み、出発するとすぐにカナル・グランデを逸れて本島の外周へ出る。
↓本島とを繋ぐ橋を走るフレッチャビアンカ (Frecciabianca)
本島外周に沿って走るものだと思っていたが、微妙に反れて行ってる。
船首はムラーノ島を向いて走っているようだが!?
ムラーノ島が近付いてきたところで「これはおかしい!」と、路線図を取り出しヴァポレット乗口に掲載されている船の番号を確認。
3番
なんだこの船は。路線図の見方がわからず一人で悩んでいたら、船員さんが気が付いてくれ「どこへ行くの?」と声をかけてきた。
フォンダメンタ・ヌォーヴェからブラーノ島さ行きたいんだが・・・
「次で降りて12番に乗り換え。ほら、ちょうど今止まってるあれに乗れば次がブラーノ島さ。急いで乗り換えれば間に合うよ。」と、他のお客さんを退けて一番最初に降りられるようにしてくれた。
私が乗り込んでしまった3番のヴァポレットは、ムラーノ島を周って戻ってくる水上バスのようだ。駅からムラーノ島、ブラーノ島と巡る予定ならば、52番でフォンダメンタ・ヌォーヴェへ行って12番に乗り換えるより、3番に乗り込んだほうが早い。ただ、52番より運行本数が少ないというような話だったので、場合によっては3番を待つより52番から12番乗り換えの方が早いかも。
乗り換えは上手くいき、ムラーノ島を出てブラーノ島へ。
↓船の左手に立っていると遠くにヴェネツィア・テッセラ空港へ離着陸する飛行機が見える。かなり距離があるのでバズーカレンズくらいがないと撮影は無理だけど。
↓ブラーノ島が見えてきた。
↓左手にトルチェッロ島 (Isola di Torcello)
↓右手にブラーノ島 (Isola di Burano)!
↓到着。
船を乗り間違えたことにより、予定より早く到着してしまったので、バス停でお迎えを待つ。
早くも電話代を気にせず通話ができる事の便利さを痛感しました。これまでだったら、本当にどうしようもない時以外は電話をかけようなんて思いませんでしたから。
ヴァポレットに乗る際、スーツケース等の大きな荷物があると追加料金が必要なんて情報も有りましたが、スーツケース+バックパックで乗り込んでも何も言われませんでした。
つづく・・・
2015.08.21 (Fri) | Comments(0) | トラベル > イタリア | Edit | ▲