雪景色の富士山 05「寸又峡へ」
さて翌日。
友人宅の有る藤枝市は雨。
富士山は見えないから、温泉でも行くかと、調べ物。
外を見ると西から晴れ初めているようだ。
であれば富士山方面の東よりは、西へ向かおうということに。
行ってみたい場所リストに有る寸又峡を提案。温泉もあることだし。路面凍結してるのではないかとブツブツ言われながら、買い換えたばかりの四駆だろ!と車を出させた。この時、既に昼は過ぎている。
日産純正カーナビの誘導通り、国道362号を北へ向かう。これは、事前に調べていた一般的な寸又峡へのルートではない。友人の運転だし、口出しはしない。次第に、舗装はされているものの、とんでもない山道となった。そして濃霧。
凍結以前に、行っても何も見えないのではないかと心配しつつ、男二人無言の車内・・・
友人は四駆性能を発揮する時が来たとか、一人でスイッチを切り替えながら色々試しているが、違いがわからないという。
ピークを超えた辺りで急に晴れた。
結構な標高だし、眺めも良いのではないか!?
峠道を下り、大井川へ出る。ここからは一般的なドライブルートだ。
川を渡り、左手に千頭駅。煙を吐いている列車が止まっている。
「あれはSLじゃないか?」
友人は全く気にすること無く右折しよった・・・
川沿いを上流へ少し走ると、水の色が独特なものへ変わってきた。
15時過ぎ。秘境「寸又峡」に到着。
天候は回復しているものの、山間のため、既に光は当たっておらず。この時点で「暗くなる前に帰ろう」と言われてもおかしくない状態。
何気に友人も見に来たかった場所らしく、遊歩道へ向かう。
駐車場から結構歩かなくてはいけない。眼下に渓谷を見下ろしつつ歩く。
暫く歩いてダムが見えた。
なんだこの色は!
そして「夢の吊橋」
光が当たっていなくてこの色。もっと早い時間に来ていたら、どんな色に写っていたのかと。
橋の入口で友人と記念撮影。その後、私が橋の横で写真を撮っている間に、友人が橋を渡ってしまった。いやいや・・・・渡りたくない。コワイ。
しょうがなく渡るのであった。。
渡り終わった時には、変な汗でパンツがビショビショ!!
渡り終わると、遊歩道への長い階段を登らなくてはならず、また違った汗が。
ブヒブヒ言いながら階段を登り終わると、友人が一服しながら待っていた。
遊歩道を歩き、駐車場へ戻る。
橋を見下ろせる場所で撮影をしていると、背後でカサカサと物音。振り返るとザザザー!!!っと私のいる場所めがけて落石。必死に逃げたお陰で無事生還。
逃げ遅れていたら、「素股狂」で死んだらしい、なんて噂が流れるところだった。そんな馬鹿話をしながら遊歩道を戻る。
程良く暗くなってきたことだし、夕食にお店へ入る。
くそ寒いのに、友人はキンキンに冷えたわさび蕎麦をむせながら食べていた。
メニューに鹿刺しなるものを見つけて注文してみる。
別に・・・
食後は温泉へと向かう。
なんと!定休日だった。
暗くなった道を友人宅へ戻るのであった。
つづく・・・
2015.05.15 (Fri) | Comments(0) | トラベル > 静岡・富士山 | Edit | ▲