伊仏個人旅行 07「Busto Arsizio」
今回訪問した友人宅があるのはBusto Arsizio / ブスト・アルシツィオという街。北部イタリア空の玄関口であるミラノマルペンサ国際空港とミラノ中心街の間にあります。
お部屋に入って一息。
Gianさんはお昼から出勤で、その後入れ替わりで奥さんが帰宅するということになっています。その間約2時間程、「部屋でくつろいでいても良いよ」とは言われましたが、まずは街の空気を感じに一人で散歩へ出ることにした。迷子にならないよう、まずはグーグルアースで付近の地図を頭に入れ込む。念の為にと、住所と電話番号を書いたメモを渡されお子様気分(笑)
「いってらっしゃい!」と別れ、近所の公園にいると私を探すGianさんが現れた。何か重要な事でも伝え忘れたのかと思えば、出勤時間が一時間早かったらしい。ということで「人馬一体」に乗り込みパパとママの所までドライブ。
時間に合わせて戻ってきたところで散歩を再開。
良い具合に黄葉時期だったようです。雨さえ降ってなければね・・・
適当にフラフラ歩いていたら教会に辿り着いた。
【Basilica di San Giovanni Battista】 (Wikipedia)
詳しくはわかりませんが、際立って有名な教会というわけではないと思います。でも中に入った瞬間「すげぇ~!」
日本にある結婚式用の張りぼて教会と比較するのは失礼極まりない。
内部を見て回っていたら、教会のおじさんが現れて「付いて来い!」と小部屋に通され、部屋に飾られている絵の解説を始めた。
「あ、あのぉ・・・・今日日本から来たばかりでイタリア語わからないんですけど~」と言ってみたものの、おじさんは英語が分からないのだろう、気にせず解説を続ける。最後は感想を求めているような口調だったものの、わからないから「ウン、ウン。」としか答えようがない。
「好きに見ていってよ!(勝手に脳内翻訳)」とおじさんは部屋を出て行った。
結婚式場とは違う、本物の教会内に漂う独特の空気感というものが自分には合うようで、約一時間の見学でした。
この教会を後にし、数十メートル歩くと次の教会出現。入口が分からず諦める。
また数十メートル歩くと次の教会。そんな感じで3軒ほど教会を巡りました。
次第に迷子になっても教会の鐘塔を頼りに戻れば良いことを悟った。ならば!と、路地に入り込んで見学をして回る。
アチラコチラ歩き回るものの、お店関係はほとんど開いてない。後で聞いた話、お昼休みをきっかり取るのが当たり前らしいです。そんなんだから撮影出来たのはピンク色照明のハム屋さん。
ガラスの色がピンクなのか、実際に照明がピンクなのか、わかりません。
近くに学校があるらしく、下校中の子供達の後ろを歩いている時に奥さんから電話。日本語を話した途端に子供達が一斉に反応して振り返る。いや、そんなに見られると照れるな・・・・
あちらの建物、一見コンクリート造の様なものだが、壁一枚剥がすと中はレンガ造りだったり。
根本的に街の造りが違うので、特に観光地ではなくても十分に楽しめる。むしろ観光地より生活感のある場所のほうが巡っていて楽しい。
本日掲載の写真はすべてコンデジ撮影です。LX1だと役不足だと感じ、親の(DMC-TZ7)を借りて行きました。HD動画撮影対応。光学12倍ズーム。LX1よりはノイズが少く、高感度撮影にも対応。ということで、メモ替わりに役立つかなと。しかし解像感の無さにビックリです。細かい補正がかけられない所も使っていて不便でした。
最後に問題の“ロストバゲッジ”ですが、11時頃に奥さんの携帯に着信履歴が入っていたようでした。どうやら見つかったということだ。既に空港にあるので配達に付いての連絡だったらしい。この早さは“ロストバゲッジ”ではなく、マルペンサ空港にちゃんと届いていたものを、作業員が表に出し忘れていただけだろうという見解を二人で出しました。
保険には入っていたし、カメラは手元にあるし、困るのは充電器が無いことくらいか。カメラを持ってナポリへ行くことを考慮し、荷物だけ特に高額の保険をかけていたから「必要なら買えば良い!」なんてお気楽思考なtomosang。日本製品はそう簡単に手に入らないと言われた途端「ドキドキ」。
その後もイタリア式?のやり取りがあって、夜には無事荷物が届きました。
つづく・・・
2010.12.03 (Fri) | Comments(1) | トラベル > イタリア | Edit | ▲