イタリア旅行 2015 -10「ヴェネチア:ヴァポレット」
車の走る場所がないベネチア島内唯一の公共交通機関がヴァポレット (Vaporetto)という水上バス(ゴンドラはまた別です)。
路地を歩いて移動するほうが楽しいからあまり利用は考えていなかった。よって初日はチケットを購入せず歩き回った。中心を走る大運河には橋が4本しか架かっておらず、対岸へ渡るのに橋まで遠い場合や、他の島へ渡るのに必ず必要になる時が出てくる。ということで、二日目の朝、チケットの購入に向かう。
バス停に自販機も設置されていた記憶もあるけど、サンタ・ルチア駅前に有人売場があるので、ここが一番便利だろう。
通常一回乗車のチケットが7.50ユーロ(約1,000円)。バスにしては高い。
何度利用するのか分からないけど、乗り放題になる旅行客向けのパスカード"TOURIST TRAVEL CARDS"を購入する。トータル6日間滞在予定なので、7日間のチケット60ユーロ(レート132円で約8,000円)を購入。
ACTV [ www.actv.it ]
ICカードになっていて、乗り場の機械に近付けるだけで検札完了!
紙なので尻ポケットに入れていたらグチャグチャになってしまったという。交換してくれないかと窓口に行ったら拒否された。それでも改札の機械にはちゃんと反応してました。
乗船の際、荷物に関して制限があるとの情報も見かけますが、別の島へ移る時に大型スーツケースを持ちバックパックを背負って乗り込んでも何も言われませんでした。バックパックに関しては、乗船中は背負わず手に持つという決まりが有るようです。ですが、多くの人が背負ったままです。私は一度乗客が多い時に注意を受けましたが、その時以外は何も言われませんでした。
このヴァポレットという船はギュィ~~ン!というエンジン音が気持ち良いのである。
船の操縦に関して、やはり人により上手下手があります。後にこの地に住んでいる方との話でその話題が出てきましたけど、この違いはヴェネチアの人か外から来た人かの違いとのことです。ヴェネチアの人は小さい頃からボートを操縦しているのに対し、外の人は仕事で乗り始める人が多く、その差があるとのこと。
ついでに書くと、ボートの運転に免許などは必要なく、こっちの人は小さい頃から乗り回しているとのことだ。
チケット購入後はそのまま駅前を通過し、コスティトゥツィオーネ橋 (Ponte della Costituzione)を渡ってローマ広場方面へ。
ローマ広場というのが、車やバス、そしてクルーズ船でヴェネチアへやって来る人の玄関口。
立体駐車場やバス停留所、そしてクルーズ船からの客を運んでくるピープルムーバー (People Mover di Venezia)というケーブルカーの駅などが集まっていて騒がしいエリアだ。
バールで朝食を取りクルーズ船の停泊している港を目指して歩いた。しかし港へは入れず引き返す。
コスティトゥツィオーネ橋はヴェネチアらしからぬ近代的な橋だった。
島内へ戻っていると少しづつ晴れ間が見えだす。
午前中はこんなことをしていて潰れる。なんと無駄な時間の使い方。
つづく・・・
2015.07.08 (Wed) | Comments(0) | トラベル > イタリア | Edit | ▲