香港旅行2014 - 21「雨傘革命(金鐘)」
西九龍海浜長廊から出てきて、尖沙咀(チムサーチョイ)へ戻ろうとバス停へ。
バス乗り場を探していると金鐘(アドミラルティ)行きの乗り場を先に発見。もう一度、雨傘広場へ行ってみようとバスに乗り込む。
やはり静かである。とはいえ、昼間よりは少しざわつきを感じる。これは占領区外が静かになったから感じるものであろう。
エリア内に昼間のような見物人は減り、若者達の姿が目立つようになった。
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相変わらず勉強している人が多いのも感心すべき点。
照明設備や電気の供給用に発電機なども用意されている。
スマホ世代であるからして、充電所のような場所も用意されている。物凄い数のタコ足配線に繋がる大量のスマホに驚いた。
ペデストリアンデッキへ。
集会が行われている。若者達が年配の方を取り囲み何か話を聞いていた。あちらの言葉なのでどのような内容かは分からない。
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公園を歩き、政府庁舎入口方面へ。
プロジェクターを使い、壁に何かを映して観ている。古美門さん?「リーガルハイ」だ。そういう時間の過ごし方もあるよね、と、この時は思った。普通に鑑賞しているだけだと。
どうやら自分達の状況に置き換えて翻訳字幕を入れた二次作品を上映していたようだ。字幕は蘋果日報のサイト【網民hot talk】日劇字幕二次創作鬧爆「港豬袋住先」に掲載されているが、読めないのでどのような内容なのかわからない。映像そのものは蘋果日報のFacebookで観ることが出来る。
庁舎エントランスを埋め尽くすテント
折り紙
カップル
PRESS
Lennon Wall Hong Kong(レノン・ウォール香港)
メッセージの書き込まれた付箋紙が大量に貼り付けられている。そしてその壁にはネットを通じ世界中から寄せられるメッセージがプロジェクターで映し出されている。"Stand By You"というサイトで誰でも投稿できるようになっていたが、現在は消滅している。
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その階段を上がってペデストリアンデッキを歩いているとメディアブース発見。
上から雨傘広場を展望してみる。
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歩き回っていると、このエリアだけでひとつの自治区が出来上がっているなと感じる。ニュースを通じての情報だと学生達だけが行っている活動に見えるので、最初はよくこれだけの設備を用意出来たなと思った。
平日の昼間は学生達が、夕方頃から仕事を終えた市民達が集まって来るそうな。この日は週末だったので人が少なかったらしい。そんな内容の説明をしてくれた若者がいた。私の翻訳が間違っていなければだが。
つまり、あまり表立って見えてこないが、市民がしっかりとバックアップしているなと。
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糸電話で会話をする若者
現場を見ていると、若者達は本来の目的以外にも何か思いがあって集まって来ているのではないかなと、そんな雰囲気を感じていた。それに対する答えのようなものをAFPの記事「香港デモ、親の束縛逃れ自由満喫する若者ら」に見出すことが出来なくもない。
特に大きな動きも無さそうなので、終電に乗り宿へ戻った。
つづく・・・
2015.02.21 (Sat) | Comments(0) | トラベル > 香港・澳門 | Edit | ▲