イタリア旅行 2015 -54「フィレンツェ:ノッテ・ビアンカ 2015」
4月30日の夜は「ノッテ・ビアンカ 2015 (Notte Bianca Firenze 2015 - "THE BLACK NIGHT")」 [ www.nottebiancafirenze.it ] の開催される日。訳すと白夜:眠れない夜という意味。5月1日の休日前夜に夜通し馬鹿騒ぎするお祭り(?)らしい。市街の各所にステージが設置されて夜通し音楽イベントなどが開催される。事前情報としてはその程度。公式サイトがイタリア語のみなので情報が掴めない。それ以前に、開催当日まで何一つ詳細が掲載されていなかったので、余計に得体の知れないイベントとして当日を迎える。
肌寒い中食べたジェラートのせいでお腹の調子がおかしくなってきたので、トイレを求めて一度宿へ戻る。その道中、アルノ川沿いではステージで音楽がなっていたり、道端や茂みの中でストリートパフォーマンスをやっていたりと、賑やかな夜が始まっている。すれ違う多くの人がプログラムのようなものを見ながら歩いている。どこで貰えるのか聞いてみると、大聖堂前で配っているらしい。ついでに貰っておくか。
ヴェッキオ橋 (Ponte Vecchio)まで来て、目の前の人の多さにびびる。歩いてきた橋の対岸側とは比べ物にならない位の人口密度。
宿へ戻るため、しょうがなく突入する。
↓「シニョリーア広場 (Piazza della Signoria)」方面だって大混雑。
↓途中「レプッブリカ広場 (Piazza della Repubblica)」でINFOPOINTの風船に気が付き、プログラムを入手。
↓やっと宿の入る建物前まで到着。ここも大混雑。しかも建物真横でインディアンが笛を吹いておる。PA通して鳴らしてるから、部屋にいてもその音が丸聞こえ。今夜は寝れないだろうな。
↓戻って来たついでに屋上テラスからライトアップされた大聖堂を撮影。
お腹をスッキリさせたら再出発。
三脚など立てられないだろうから置いて行く。スリなどの心配もあるから、明るいレンズ付けた一眼一台のみで他は部屋に置いて行く。
↓大聖堂広場へ行くと、聞いていた通りINFOPOINT。だが、もう用はない。けど、お姉さんからまたプログラムを貰う。
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↓大聖堂北側ステージではバンド
↓南側ステージではDJ系のダンスミュージック
結構な音量だ。
ステージ付近に座り込んで、酒を飲みながら音楽を楽しむような事を想像していたのに、そんなスペースは無い!
このイベントに合わせて夜間無料開放されるとの情報があった「ヴェッキオ宮殿 (Palazzo Vecchio)」を目指し、「シニョリーア広場 (Piazza della Signoria)」へ移動。ここにもINFOPOINTのバルーン。
↓人だかりを掻き分け中へ入ってみると砂絵を描いていた。
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↓ヴェッキオ宮殿に入る。無料開放というより、チケットが無料で貰えると考えたほうが良い。入口でチケットを配っている。そのチケットを貰い、奥へ入る所で渡さないと中へは入らせてくれない。
入って行くと「500人大広間 (Salone dei Cinquecento)」という広い空間でピアノ演奏が行われている。これもイベントの一環だろう。
宮殿内は絵画美術館のような感じ。気になって撮影するようなものはなかった。
順路を巡っていると500人大広間を上から見下ろせる場所に出る。広角レンズでないのが残念だ。
ピアノ演奏の様子はYouTubeにアップした。
見学を終えて出口へ。
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出口に立つダビデ像はレプリカ。
↓「ランツィの回廊 (Loggia della Signoria)」
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小腹が空いてきたのでピッツェリアへ。
一緒にビールを。精算している間に他の店員が王冠を抜く・・・こら!持ち帰ると言ったのに何やってんだ。日本だったら「すんませーん」と未開封ビールを持ってくるだろうが、そのまま渡された。しょうがないから、道端に座り込んでピッツァを頬張りながら飲む。
座り込んで騒ぐ若者達を眺めていたら、寄ってくる奴がいる。ぶら下げているカメラを見つけて「撮ってくれ!」と。美女なら喜んで撮るが、野郎なんて・・・
なぜか知らないが、座り込んでいると誰かが絡んでくる。うっとうしい!最終的に相手するのが面倒くさくなり、現地時間am3時頃に宿へ戻る。通りの店の多くが、この時間になってもまだ普通に営業していた。この日は特別なんでしょう。
部屋へ戻っても外が騒がしくて寝れないという。恐らく外は夜明けまでこんな感じだったのではないでしょうか。
今後4月30日にフィレンツェ行く人は、旧市街内にホテルを取ると騒がしくて寝むれないですよ。公式サイトのMAPPAを見るとパフォーマンスポイントが示されているので、最低限その付近は避けるべき。避けても付近の通りまで騒ぐ若者達で溢れ返っていたけど。騒ぎに参加するつもりなら問題無いでしょう。
ノッテ・ビアンカ初参加?でしたけど、結局何なのか分かりません。広場にいる人達は何かを見ているという感じもなく、仲間同士でひたすら立ち話ししながら騒いでいるだけのようにも見えた。アルノ川を渡った対岸側の方が、もっと単純にパフォーマンスを楽しめていたのではないかと思うよ。
また行きたいかと聞かれたら、"Si!"と答えるね。なんだかんだ言いながら、楽しかった。
つづく・・・
2015.10.03 (Sat) | Comments(0) | トラベル > イタリア | Edit | ▲