旧熊本塩務局塩倉庫
その昔、津屋崎地区(現福津市津屋崎)には九州一の生産高を誇った津屋崎塩田があった事は以前にも書きました(「津屋崎千軒」、「津屋崎 旭製塩煙突」参照)。
現在は潮干狩り客の駐車場として使用されている場所の一画に、塩田で生産された塩の品質検査を行っていたレンガ造り倉庫が残っています。残っているとういうより、壊してないだけという表現のほうがあいそうですけど。
普段は草木に覆われていて、地元の人ですら存在に気付きそうにないくらいです。ちょうど桜の時期、周辺を綺麗に(?)刈り込んでいて見やすくなっていたので撮影してみました。
今回も説明文を書くのが面倒なので、検索で出てきたページにリンクを貼っておく。
塩倉庫は、明治政府が塩の専売制をとり、品質を検査した施設だ。近くに、塩田があった。
旧津屋崎町史によると、黒田藩が1666(寛文6)年に勝浦塩田、1741(寛保元)年に津屋崎塩田を開いた。
専売化2年前の1903(明治36)年、両塩田で県内生産量の3分の1以上を占め、福岡最大の産地だった。
しかし、塩分以外の成分が多く、専売化後は検査に引っかかって収量が落ちていく。結局、明治末に両塩田が廃止され、塩倉庫も役目を終えた。
(asahi.com: 近代化遺産を歩く)
以前少しだけ触れましたけど、撮影したのは「夜桜:大峰山自然公園」の日です。撮影中にトラブル発生し、掲載まで一ヶ月のブランクが空いてしまいました・・・
上でリンクを貼ったasahi.comに掲載されているのとほぼ同じアングル。茂みの中に突入して撮影しました。
予めそのページ見ていたわけではありませんけど。ちょうど潮干狩り時期だったので、駐車車両が一緒に写りこむのが嫌で、木や草を使って隠そうと撮影しただけで、偶然同じ様なアングルになってました。
(画像クリックで拡大表示)
長靴履いてバケツ持った潮干狩り客だらけの中、一人茂みに入ったり出たりしながら建物を撮影しまくってるわけです。桜の撮影途中だったから一眼レフもぶら下げていて「何の取材?」と声をかけられてしまった(笑)
適当にオ~ボラ吹いておきました(爆)
ホワイトバランスがうまく出てなくて、なんだか色合がおかしい。
屋根のはり(というのかな?)から一本のロープが垂れていて・・・何に使ったのか・・・人目につかないしね・・・不気味・・・
この下の写真、脚立に乗ってハイアングルで撮影しています。もう少しアングルを下げると後ろにある民家が入り込むからです。三段脚立だと高さが足らず、手を伸ばし撮影していたら・・・バランス崩してカメラ抱えたまま地面に落下!
下に落ちた瞬間「パキ!」という音が。抱えてた一眼が何かにぶつかったのを感じ、さらには腰にぶら下げていたデジカメを落下時に尻で踏みつけ・・・・冷汗。
レンズフードに擦傷が入っただけで、カメラ・レンズ・デジカメ、全て無事。「パキ!」の音の正体は脚立の脚が折れた音でした。落下時に打った足が痛くて、この場での撮影意欲はなくなり「夜桜:大峰山自然公園」へと続く。
その後、再度内部撮影に出向くことになり一ヶ月のブランクということに。
駐車場から望む夕陽。シルエットになっているお山が私が頻繁に出没する大峰山自然公園(東郷公園)です。
検索で出てきた他のページに書かれている記事に目を通すと、今年解体されるそうです。見に行くなら今のうち・・・とはいえ、草木に覆われもう見えなくなってるよ。
2008.05.18 (Sun) | Comments(0) | ドライブ > 福岡 | Edit | ▲