香港カウントダウン 12「筆架山からの夜景」
ヴィクトリア・ピーク『盧吉道(ルガード・ロード)』から、一度「重慶大厦(チョンキンマンション)」へ戻り、三脚をピックアップ。新たな夜景スポット『筆架山 (Beacon Hill)』[Google Map]を目指します。
視界がクリアではないけど、天気予報見ると今日しかないのかなと。
今はもう効率的な動き方を知っていますが、この時はまだ詳しくわかっておらず。自分のとった行動をそのまま記します。
MTR(地下鉄)に乗り込み、深水埗(sham shui po)駅で下車。
地図だけ見るなら、石硤尾 (Shek Kip Mei)駅か九龍塘 (Kowloon Tong)駅からの方が近い。事前調査で、タクシーで行けるとの情報でしたので、タクシーが捕まえやすいであろう深水埗駅を選択しました。といっても、石硤尾駅や九龍塘駅周辺の様子は知らないのだけど。
深水埗駅からは、ショッピングセンター「西九龍中心 (Dragon Centre)」まで歩き、そこで英語の通じる運転手さんを探しタクシーに乗り込む。
「ビーコンヒル」と言っても分かってもらえず、暫く説明を続けると、分かったかのようなリアクションを取り出発。
すぐに目の前へ見えてきた山が目的地の『畢架山 (Beacon Hill)』
後部座席でGPS掴みながら地図を見ていると、どんどん離れて行く。
・・・・・?
目の前に獅子山が見えてきた。大丈夫か!?
到着したのは『龍翔道觀景台 (Lung Cheung Road Lookout)』[Google Map]
ちがぁ~うう!
この場所もいつか行こうとチェック入れてるけど、今日行こうとしてるのはここじゃない。
「この辺でルックアウトポイントといえばここだろ!?」と運転手さん。「ビーコンヒルのルックアウトポイントだあ!」。暫く押し問答した後、Google Mapのナビを見せ、その通りに走ってもらうことにした(最初からそうすべきだった)。
この時点で料金メーターは70HKD超えている。「違う場所へ来たのだからリセットしてくれ!」と頼んだら、その場でメーターを止めて走ってくれた。
やっとこさ山を上る「龍欣道 (Lung Yan Road)」に入った。と思ったら門が閉まっていて行き止まり。
ここでタクシーを下りる。
門に警告が貼り付けてあり入って良いものか迷う。
暫く門の前に立ち尽くす。中から人が出てきた。後ろから来た人が入って行った。
では私も入って行く。
門を抜けて歩くこと数分。茂みの中でガサガサと音がする。
猿!
サル!
モンキー!
路肩ではお食事中。
小猿もいる。
毛づくろい中。
人間慣れしているのか逃げない。
予定外の出来事で大分時間が過ぎる。
山頂へ向けて再出発。舗装路なので迷うことはない。
なぜか中腹に水槽が置いてあって金魚が泳いでた。
暫く上ったらトレイルコースへの入口。地図を見るとショートカットになりそうだ。
近くにいた若者に声をかけたら、初めてなら舗装路を歩いたほうがわかりやすい、とのことなので、素直に直進。
小便臭い山だ。日本なら猫の群れでもいるのだろうかと思うが、この山の場合は猿だろう。
時間にして約30分程で山頂、というか舗装路の行き止まりに到着。
ビーコンヒルという名前の通り、レーダードームが設置されている。門の奥には武器を持った警官が警備している。写真など撮れる雰囲気にない。道からは木が邪魔で眺めは良くない。展望場所はどこだろう。門の横に垂れる一本のロープ。この上か?門の奥から警官に睨まれている。登れる雰囲気にない。ここ最近中国化しつつある香港。変な行動すると命取りになる。
坂を下り、もう一つのレーダードームへ行ってみる。
こちらは警備がいないようだが、中へは入れず眺めも無い。
上って来ている時、若者が数人出てきていた場所へ行ってみる。
電波塔から少し下った場所。横の法面へ登れるようになっている。
登ってみると、見えた!
手前の草が邪魔である。
よく見ると茂みの中に誰かいる。
岩伝いに少し下ると視界が開けた。
崖に突き出た岩の上。人だけなら2-3人は立てるだろう。三脚を立てるとなると、一人が限界。既に先客が設置済み。私は一段上の岩にカメラを設置。
霞んでなければかなり綺麗な光景だったことでしょう。
16mmでも全体は入りません。
望遠で、いつもの圧縮。
霞が酷かったので、現像時にパラメーターをかなり触ってます。
大気の状態が良い日に再挑戦したい場所。
↓
香港のカメラマン達の間では、岩場にいる自分を入れ込んで撮影するのが流行っているようなので。
この岩の先は絶壁です。
帰りに『龍翔道觀景台 (Lung Cheung Road Lookout)』へ寄る予定にしていたものの、忘れていて真っ直ぐ下山。
「龍欣道 (Lung Yan Road)」を下ってしまうのではなく、門を出た所にある休憩所脇から階段を下る。工事現場の脇に設置された遊歩道を暫く歩いて、さらに階段を下ると団地へ出る。
団地へ出ると目の前にミニバスが停まっていたので乗り込む。
MTR(地下鉄)石硤尾(Shek Kip Mei)駅で下車。バス停のすぐ横が地下鉄への入口。
地下鉄で石硤尾から旺角へ移動。
筆架山への行き方をまとめると、
MTR(地下鉄)で石硤尾(Shek Kip Mei)駅まで行く。
出口の番号は忘れましたが、地上へ出てくると目の前がバス停になっていて、そこからミニバス番号32M[畢架山花園] へ乗る。
バスの終点が山へ向かうトレッキングコース入口。バスを降りて周辺を見回すと、山へと上って行く階段が見える。その階段から入って行く。暫く遊歩道を歩く。最後に長い階段を上ると休憩所に出て、その先が舗装路「龍欣道 (Lung Yan Road)」。後は舗装路を上へひたすら上るのみ。
つづく・・・
2016.05.14 (Sat) | Comments(0) | トラベル > 香港・澳門 | Edit | ▲