ブースト不調によるタービン交換
昨年末、突然ブーストが掛かからなくなりました【ブースト圧不調】
タービンブレードが飛んだのかと思いディーラー入庫で点検を依頼。羽が飛んでいて、その破片が触媒を痛めているという最悪の状態を仮定して、出ていた修理見積りが約27万円【ブースト不調点検】
その後、タービンブレードIN側は正常、OUT側も正常なのを目視確認【ブースト不調続報】
では何が悪かったのかというと、タービンブレードのシャフトにガタ。そしてアクチュエーターのロッドにもガタがあるとの診断結果が出ました。このガタが原因で、本来掛かる圧が逃げて、ブーストの掛かりが緩くなっていたということですかね。ちなみに、タービンが正常であったとしても、アクチュエーター単品での部品購入は不可能ということ。当然ですが、羽は飛んでいなかったので触媒交換の必要は無くなりました。
という流れにより、今回タービン交換ということになりました。
まとまった休みがあれば、出費を抑えるためにも自分で交換に挑戦してみようかなとも思いましたが、色々考えプロにお願いしました。
整備が完了し、返って来ましたので詳細を掲載します。
ディーラー整備の素晴らしさ、エンジンルームが綺麗に洗浄されてました(タービンの観察をするために、エアクリーナーの遮熱板は外してます↓)。
綺麗なアクチュエーターが上から見えています。。
タービンは入り組んだ場所にあり、遮熱板もあるのでよく見えません。なんとか写真だけでも撮れないかと、今回も小型特殊カメラを入れ込んで撮影に挑みましたが、分かりやすい写真は撮れませんでした。
で、撮影に挑んでいて気が付いた事がある。「O2センサー」が新品になっている。
なぜ?
明細を確認しても記載されていない。FASTのバージョンが古くて現在の価格を確認出来ないけど、買うと高い部品。そんなものをサービスで交換してくれているという事は・・・経験上考えられるのは、取り外し時に“やらかした”(笑)確認を取ってないので実際の所は分からない。リセットまでしてくれたのか分からないので、自分でしておいた。
確認が終わってボンネットを閉める時に、もう一つ気が付いた。
ボンネットを支えるロッドをボディー側に固定するクリップが新品になってる。
割れてて、注文しないといけないなと思っていた部品。こういうサービスは嬉しいですね。
ただ、32オーナーなら分かると思いますけど、挿し込む方向が変わってます。上から落とすだけじゃなく、前から挿し込まなければ固定されない。
ついでにデフ回りのオイル漏れの原因も調べてもらった。入庫前に自分で調べてみたけど、広範囲にオイルが付着していて判別不能だった。見た感じ、HICASラインかなと。それなら自分で交換出来るけど、違っていたら部品代が無駄になる。パーツクリーナーで洗浄して原因追求を依頼した。
漏れている場所はデフのドライブシャフト側からだった。
設備的に自分一人では作業出来無いと判断。デフは以前も整備をしてるし、毎回整備に出しているということもあり、特別価格で整備してくれると言うので、一緒に作業してもらう。
作業後、下回りも洗浄してくれていた。以前は会社に高圧洗浄機があったので、下回りも洗って綺麗にしていた。会社を変わり洗浄が出来なくなり、車検時は費用を抑えるために洗浄は省いているので、久しぶりに綺麗になった。この機会に「サビチェンジャー」と「シャーシコート」を持って暫く潜り込む。
最後に作業明細です《整備時 走行距離180,600km》。
ターボチャージャー(シャフトガタ&アクチュエーター不良)交換 | 29,232 | |
ターボチャージャーアッセンブリー(リビルト) | 24TURBOCHAGE | 73,500 |
エキゾーストガスケット | 14026-21U00- | 5,870 |
ターボガスケットキット | 14401-72L26- | 4,494 |
マシンスクリュー | 08360-6125C | 630(5) |
ボルト | 01121-00751- | 504(4) |
ボルト | 01115-00201- | 484(2) |
ロングライフクーラント | LLC07 | 2520(2) |
デフ ドライブピニオン オイルシール交換 | 21,840 | |
デフ ドライブピニオン オイルシール交換値引 | -10,920 | |
オイルシール | 38189-N3112- | 1,019 |
ナット | 38216-U301A- | 294 |
エンジンオイル | castrol Formula RS | 持込 |
会員値引き 技術料 | -4,015 | |
会員値引き 部品 | -5,452 | |
合計 | 120,000 |
純正新品タービン(ターボチャージャー品番:14411-04U04)の価格は141,750円。半年後には車検も控えている事だし、出費を抑えたくリビルトのタービンを選択しての交換です。今年はお金の遣り繰りに頭を悩ませそうです。
タービン交換に“慣らし”が必要なのかよく分かりませんけど、暫くは大人しく乗ろうと思います。
これでまた32の寿命が延びましたね。
私が唯一必死こいて守り続けているのがこの32です。
2012.01.21 (Sat) | Comments(1) | my R32 | Edit | ▲