74年の歴史に幕
フイルム文化がまた一つ閉ざされる。
米Eastman Kodakは6月22日、74年の歴史を持つスチール写真用カラーフィルム「KODACHROME Flim」を今年で販売終了すると発表した。
同社はその理由として、写真家が新しいKodakフィルムやデジタルイメージング技術へと目を向けるようになり、KODACHROME Filmの売り上げが大幅に減少したためと説明している。現在、KODACHROME Filmの売り上げは、Kodakのスチール写真用フィルムの総売上のうち1%にも満たないという。またKODACHROME Filmは製造も現像も複雑で、現在は世界に1カ所しか現像所がない。このような状況も需要減につながったとしている。
(ITmedhia News)
いつか使ったKR64
久しぶりにフイルムスキャンをしましたけど・・・・・どうやって色を出していたかな?この写真、フイルムのそれとは随分違う色してます。押入れの奥から昔の写真が出てきたみたいな色してるじゃないですか・・・
銘柄には拘りを持って使用はしていないので、しかもフジしか使ってないので、今のところ打撃を受けることはないと思います。ですが、フイルムから写真の楽 しさを感じている自分としては、こういう発表を聞く度にフイルム写真というものが何時か過去のモノになってしまうのではないかと感じ、さびしいですね。確かに、個人レベルでの意見ですけど、こうやってweb上で使用するにはフイルムよりデジタルのほうが断然便利です。上の写真のように下手なスキャンするくらいなら、コンパクトデジカメのほうが綺麗です。下手なスキャンと下手なRAW現像、比べるなら後者のほうがま だ使えるという現実。フイルムで撮ってもwebでは使わなくなった理由。
撮るだけで終らない、色んな意味でその場で対応出来てしまうデジタル(一方そこが良さでもあるわけなんだけど)には無い楽しさというものがフイルムにはあるわけなんです。
少し前までなら、趣味で写真を撮っている人はフイルムが多かった。でも最近は一般観光客とは違う写真の撮り方をしている人でもほとんがデジタル。シャッター音に続き、フイルムを巻き上げる音が聞こえてくることはほとんど無いです。
撤退は時間の問題。当然の流れなのかなと思います。
あとはフジフイルムに頑張ってもらわないと。
2009.06.23 (Tue) | Comments(0) | カメラ・写真 | Edit | ▲