世界遺産:宗像大社「高宮神奈備祭」
毎年10月1日から3日まで斎行される宗像大社の秋季大祭。
1日に「みあれ祭」で幕開けし、3日の「高宮神奈備祭」で幕を閉じます。
まだ社殿が存在しなかった時代の祭場跡。宗像三女神降臨の地として伝わる「高宮祭場」にて行われる神事。
本殿脇の参道を歩いて行くこと数分。森の中の祭場。普段は柵の外から眺めるだけで中へは入れません。年に一度、この日だけ一般参拝客も中へ入ることが出来ます。
世界遺産登録へ向けての活動が進むにつれ、知名度も上がり、年々ギャラリーが増えてきていました。そして今年、遂に世界文化遺産への登録。今年は爆発的に人が増えるだろうと思っていた。だがしかし…
そうでもなかった。
平日なのもあるでしょうが、一番の原因はこれでしょう。
今年から撮影が禁止になりました。
それだけで人が減る?と疑問に思うかもしれませんが、減るんです。カメラ機材抱えた人達はこれを見て帰って行くんです。不思議です。撮影できないなら見学すらしないとは。理解できないなあ。
恐らく祭場へやって来た人の数は例年と大差なかったのではないかなと思います。個人的には祭場内の密度は低かったように感じました。撮影禁止になっていなかったら、カメラマン達の分でパンクしていたのではないかと。毎年それだけ“撮影だけ”を目的とした人達が入り込んでいたということなのでしょうか。
撮影禁止になった経緯の話も聞きました。世界遺産になったのは関係ないです。撮る人のマナーの問題から禁止にしたということです。三脚を禁止にしたら足を畳んで「一脚だから良いだろ!」と言い返してくる人(カメラ趣味の人でしょう)とか、フラッシュを光らせる人(カメラ知識のない人でしょう)とか…
三脚必要なSSで撮ると被写体がブレると思うけどなあ。フラッシュはオートで悪気なく勝手に光らせてるのだろう。
ということで、今年は撮影しているのがプロだけでしたので、静寂感が有り神秘的でした。
毎年順番待ちの先頭は14時とか15時位から来ているようです。私は16時到着でこの場所。
周囲のおばちゃん達は「大丈夫かしら?」と心配していたけど、手前の階段の上まで来ていれば余裕で入れると思います。
17時入場開始で、18時祭典開始。
撮影禁止となりましたが、宮司さんに声を掛け、神事が始まるまでという条件付きで撮影許可出してもらいました。
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一般観覧者としては、祭典のハイライトとなるのが巫女さん達による「悠久舞」でしょう。舞が始まった途端、我慢していた人達が一斉に写真を撮り始めるという(笑)それでもバレないように撮ろうとしてるからフラッシュは光らない。
一部のいつまでも撮影している人に宮司さんが気が付いて、最後に「来年からは有料にします!」なんて冗談(だよね?)言われてた。
私は撮影していませんので、過去に撮影した分をここに掲載しておきます。
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時間にして1時間もなく終了です。
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ついでに…というわけでもないけど、
ここ数年、神奈備祭の前にはデューク更家氏による無料の奉納ウォーキング講座が境内で行われています。某議員(写真に写ってる)が酒の席で誘ったら来るようになりましたとさ。
シュッ!シュッ!とな。
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2017.10.25 (Wed) | Comments(0) | ドライブ > 福岡 | Edit | ▲