G.W.香港旅行 2017 - 38「北角・皇都戲院」
深水埗からバスに乗り込み香港島の北角へ移動。
『皇都戲院 (State Theatre)』[Google Map]に立ち寄る。
面白い建物があると存在は以前から知っていた。一度見に来たことがあるものの見つけ出せず。解体されてしまったのかと諦めていた。それがどうしたことか、今年に入って一級歴史建築物に指定されたとのニュースを見て驚く。再度詳しく場所を調べて現地へ行くと、写真で見たインパクト有る建物が現れた。
英皇道 (King's Road)という大通りに!?に面しているので、詳しい場所を調べずとも大まかな情報だけで見つけ出すことは出来る。なのに以前はなぜわからなかったのだろう?
どうやら建物は長年看板に覆われていたようだ。
昔、トラムの窓から撮影したタイムラプス映像に看板で覆われていた頃の様子が映っていた。1:23の左手。
これは気付かないよ。
でもよく観察すると梁が見えている。
ファサードのレリーフと屋上の梁。強烈なインパクトを与えてくれる。
交通量が多いので全景を撮るのは大変だ。バスやトラムが来ると大部分が隠れてしまう。
Wikipediaによると「1952年にEmpire Theatre (璇宮戲院)として開業した映画館。1957年に一度閉鎖されたものの、1959年に皇都戲院として再開。そして1997年に再度閉鎖。」
解体へ向けて動いていたようだけど一級歴史建築物に指定。保存が決定したようだ。
まず特徴的なレリーフ。
画家・梅與天による「蟬迷董卓」という彫刻作品
正直、状態が良くないので何だかよくわからない。
そしてもう一つの特徴が屋上に見えるアーチ状の梁。
ゴシック様式の建築物によく見られるフライング・バットレス(飛梁)ということだ。これは、劇場内の広い区間を支えるのにこの様な構造になったのではないかと思う。
飛梁で壁を支えるのは理解できるのだけど、天井に載せても同じ効果が得られるものなの?梁そのものの重量も天井に掛かってくるのでは、とか思ってしまうのだけど。専門の人が計算して設計してるのだろうから大丈夫だろうけど。
劇場まで行けるのか、建物内へ入ってみる。
1階は商場。軽く見て回った感じ、通り側は靴屋が多い。
奥へ入って行くと看板屋。
更に奥はシャッター街?物置?
解体に向けて店舗撤去を求めていたらしいのでこの状態なのだろう。
階段への入口を見つけた。だが"NO ENTER"
人の出入りした形跡は有る。劇場へ繋がってそうな気がする。入っていこうか大分迷ったけど奥にいるおじさんがじっとこっちを見ていたので諦めた。
もう少し見て回りたかったけど、時間の都合、本日の夜景スポットへ向かいます。
こちらのブログにはもう少し詳しく掲載されています。
香港*芝麻緑豆「北角の皇都戲院 その奥と劇場のなごり」
つづく・・・
2017.08.24 (Thu) | Comments(0) | トラベル > 香港・澳門 | Edit | ▲