G.W.香港旅行 2017 - 26「沙田・火炭の大排檔」
獅子亭からの夜景鑑賞後、沙田駅へミニバスで戻る途中、坂を下って来て広い道へ出る手前で気になるものが目に入る。賑わう屋台のようなもの。
ミニバスというものは勢い良く走るものだから、じっくり眺めることも出来ず。
とりあえずSNSでつぶやく。
「美味しいから是非!」と返ってきたものの、その場でバスを止めて降りたとしても、勢い良く走るバスは既にかなり離れてしまっている。終点でバスを降りた後、駅へ向かいながら調べてみる。
「大排檔 (Dai pai dong)」という、いわゆる香港スタイルの屋台。日本語で調べても詳しい情報は多く得られなかったのだけど、少ない情報を目にしただけでも気になり始めた。もう一度ミニバスに乗って引き返すか…と思い始めた頃、既に駅のホームへ立っていた。よし歩こう!
MTRで沙田から一駅隣、火炭 (Fo Tan)で下車。
炭火(スミビ)じゃないよ、火炭(フォータン)だよ。
地図で確認すると駅から徒歩で向かっても遠くない。初めて見る地名なので、どのような場所かを見てみたいという好奇心もあった。それでミニバス乗り場へは戻らなかった。こういう思い付きな行動が出来るのは、香港の交通機関の料金が安いからでもあるよね。
高架になっている駅から駅前を眺めてみる。
何もないな…
歩いて屋台のある方面へ向かう。
駅前の通りには工業ビルが並ぶ。
そして突然目に入ってきた見覚えのある車。
『富豪雪糕』
ソフトクリームの移動販売車
こんな場所に本社がありました。
工業ビルだらけで、しかも夜となれば人気も活気もなく、これといって見るものなど無い。
観光客は絶対来ないような場所だなと思いながら歩く。
↓
普通に歩いたら5分位かな。ミニバスで通った火炭路へ出る。
すると目の前に車窓から見えていたテントが現れた。
お店は何軒も並んでいる。
とりあえずどの店に入るか監察して回る。
違いなどわからない。
ということで、こちらに入りました。
『泰源大排檔 (Tai Yuen Dai Pai Dong)』
思い切りポーズ決めてるこのオジちゃんに声を掛けられたのが決め手。
「一人?」みたいに声を掛けられテーブルに座る。
屋台とはいえテント内はエアコン効いてるから快適だぞ。
メニューを渡され・・・
読めない。英語メニューなんて置いてない。もちろん言葉も通じない。悩む・悩む・・・・
おばちゃんが何度も「決まった?」と声を掛けに来る。
スマフォを活用してオーダーしようとしてもおばちゃんには伝わらず。おじちゃんが「俺に任せとけ!」と交代したが、超片言英語。
オススメ一品と蝦蛄、そしてビールを頼んだつもり。
出てきたのは
チキン・・・?
ハトのローストのようだ。沙田では鳩料理が有名らしい。公園でクックー言ってるあの鳩ですか!?
蝦・・・?
どうした。これは蝦蛄ではないね。
ビールだけが思っていた通りのものでした。
まあそういうこともあるさ。何でも楽しんでしまう自分は笑って受け取るけどね。
食事中に警察がやってきて外が騒々しくなる。
この大排檔はバス停沿いに並んでいる。客がバス停内に車を停めて食事をしているのを一掃しに来たのだ。一斉に車を移動した後店員がお説教受けてた。しかし警察が去った直後からまた車が停まり始めるという。
一品あたりの量が多いので、色々食べたくても二品も頼めばお腹一杯になる。隣のテーブルにいるグループが大人数で色んなメニューをシェアしてて羨ましく。
・・・乱入!
大満足だね。
酔っぱらいは最後に厨房を覗いて撮影する。
再度歩いて火炭駅へ戻る。
↓
予定していた紅磡へは行かず、九龍塘駅で乗り換え、大人しく宿へ戻りましたとさ。
つづく・・・
2017.07.29 (Sat) | Comments(0) | トラベル > 香港・澳門 | Edit | ▲