パリ経由イタリアの旅 79「サンマリノ共和国の国境」
旅程十二日目:5月8日
移動の日。荷物をまとめ、バスの時間まで散歩する。
まだ砦の門が開いていないので石橋付近の城壁に登って第二の砦「チェスタの塔」眺める。
砦の中へ入れないのならこの場所からの眺めが一番だと思う。
城壁から後ろを向けば第一の砦「グアイタの塔」
通りのお店は一軒も開いて無い。散歩している人も見かけない。
↓サンマリノのお店のディスプレイはゴチャゴチャしている。
↓ミニカーショップへ入ってみる。税金取られないので少し安い。SCANIAのトレーラーに心惹かれ。とりあえず写真だけでも、とカメラを構えた所で隣りにいた人に「撮影禁止」マークを指差される。店員じゃないのなら見逃してくれよ・・・
↓サンマリノ産のチョコレートを見付けて買ってみた。素直にイタリア産を買いましょう。
↓ヒトラーラベルのビールですかね?
程よい時間に散歩を終えホテルへ戻る。
チェックアウト。
おばちゃんに「朝食食べないの?」と聞かれたけど、バスの時間まで余裕が無くなっていたので「バスの時間が」と断ってバス停へ向かう。
↓
歴史地区の入口である「サンフランチェスコ門 (Porta San Francesco)」を入ってすぐ右手にあるのが「サン・フランチェスコ教会 (Chiesa di San Francesco)」
内装の多くが工事で足場に覆われていて、ほとんど見学できず。写真も撮ってない。
8時過ぎ頃バス停に到着。
ぬぉおおおお!!
バスの時間間違えてる。8:15のつもりが8:00だった。つまり、乗り遅れた。
どうしようもないのでバス停のベンチに座って次のバスを待つ。
待っている間にスケジュールの確認。
初めから9:15のバスに乗るつもりだったようだ。バス到着から乗り換え電車の発車時刻までが7分。不安だから8時のバスにしようかなと思っていたので915のバスと混同したようだ。
一度ホテルへ戻って朝食を食べようかとも考えたけど、坂を登るのが嫌だったのでバス停にいた。
バス停のベンチに座ると、目の前の景色がこれだから、1時間なんてあっという間だ。
待っている間に私の背後をうろつく男性。二日前に同じバスに乗って来て「どうなってんの?」と言った年配の男性だった。その男性も「今日帰る」と言ってた。暫く世間話をして去って行った。
バスがやって来た。これ?
来る時に乗ったのとは違う二階建てバスだ。でも"RIMINI"と出てるからこれなんだろう。
運転手に確認を取り、チケットを購入して乗り込む。
もちろん二階最前列へ。
乗客は私一人。
時間になっても出発しない。
乗り換え時間7分だから定刻で運行してもらわなくては困る。
運転席へ行き、乗換の事を伝えてすぐに発車してもらった。
帰りに車窓から見えた鉄道。
その昔、サンマリノへはリミニから鉄道が引かれていたそうな。その名残が展示されていた。
バスはリミニへ向けてのんびりと走る。
そして国境。
二階最前列なので真正面から撮影出来た。
撮ったら走って一番後ろへ。
表側からも撮影。
他に乗客がいないから好き勝手に動き回れます。運転手さんは「上の奴うるさいな」と思っていただろうな。
リミニの街へ戻ってきた。
リミニの凱旋門「アウグストゥスの凱旋門 (Arco di Augusto)」
団体さんがゾロゾロと入って行ってるということは、それなりに観光するようものもあるのだろうね。
リミニ駅到着。
時刻表でバスはサンマリノ 9:15発 - リミニ駅 10:10着ですが、5分頃に到着しました。他の乗客はおらず、ノンストップだったからかな。
サンマリノへ向かう時のバス停とは違い、到着バス停は駅の真ん前です。
列車でボローニャへ戻ります。
10時17分 リミニ駅発 フレッチャビアンカ (Frecciabianca)
1st class / 21.00ユーロ
スケジュールを組んでいて、バスからの乗り換えというのもあり、この7分という乗り換え時間がすごく不安だった。でもこれに乗らなければ、他の時間はIntercityやRegVでの運行。1本2本早い便に乗っても到着はこの便とほぼ変わらず。1本遅いのに乗れば、この便より1時間半位遅い到着。バスがスムーズに走ってくれることだけを願ってチケットを購入した。結果、何の問題もなかったですね。
つづく・・・
2016.12.23 (Fri) | Comments(0) | トラベル > イタリア | Edit | ▲