パリ経由イタリアの旅 69「サンマリノ:Hotel La Rocca」
サンマリノ共和国 (Repubblica di San Marino)旧市街に到着。
まずはホテルのチェックインへ向かう。
バスを降り、辺りを見回す。
「どこに行けばよいのだ?」
私の他にもう一人、年配の男性もバスから降りて辺りをキョロキョロと見回している。目が合った瞬間「どうなってんの?」
おじさんが近くにいた人へ聞いて「あっちみたいよ」と言われ、2人で歩いて移動開始。
バス停から奥へ進みエレベーターで一段上へあがる。降りた所で「どっち?」と2人でキョロキョロ。私は写真を撮るため気ままに背後に見えていたテラスへ。おじさんはその後どこへ行ったか知らない。
↓バス停留所があって、中央のガラス張りものがエレベーター。
エレベーターを降りた後は左手に進むと、中へ入っていく門がある。
この門から入って行くのが一番効率的。これくらいの案内はバス停に出しておいて欲しいよ。この写真は後から撮影したもので、到着時は門のある方向とは逆へ進んだ。Google先生がそのように指示したのだ。エレベーター前から左ではなく、右へとね。そして、つづら折りの車道を上らせられた。スーツケースを押しながら大変だった。
ブッキングサイトの地図を頼りに、ピンの立つ場所へ到着してみると、そこにはバール。
・・・あれ?
そのバールの人にホテルの場所を教えてもらい移動。到着した場所は違うホテル。
Give Up!
電話をかける。
「今日予約を入れてるtomosangだけど、おたくのホテルがみつからない。ブッキングサイト掲載の場所に行ったらバールがあったよ」
『え?なに??ごめんねえ、私英語わかんないのよ』
(゚∀゚)
イタリア語なんてわからない。強引に英語で話を進める。
「あんたのホテルはどこにあるの!」
『あんたどこにいるの?』
「ホテルローザの前」
『は?うちはローザでなくロッカよ!』
「だから、そのロッカの場所を聞いてんの!」
『ロッカ通りの・・・』
「通りの名前言われてもわからない!!」
『ちょっとそこで待ってて!』
電話切れる。
十秒程して坂の下で手を振るおばちゃん発見。
『ともさん?』「ロッカ?」
やっと出会えました。
今回ブッキングサイト [Booking.com]から予約を入れたのは
「ホテル・ラ・ロッカ (Hotel La Rocca)」 [ laroccasanmarino.com ]
これがホテルとは。よく見ると二階の壁に小さな看板が出ている。気が付かないって!
斜面に建っているのでどこを一階とするのかわからない。この通り基準にするなら、地下にレストランが入っていて、チェックインはそこで行う。
チェックイン時に娘さんを紹介される。「この子日本が大好きなのよ!」ってね。「マンガ?アニメ?」と話しかけてみるけどあまりリアクションが返ってこない。娘に部屋への案内を任せる母である。サンマリノに永久就職しても良いけど・・・リアクションが返ってこないのである。なんなんだ!
シングルルーム二泊 90ユーロ
カード会社からの請求はレート124.5円/€で11,209円
バスルーム
通り側の部屋だったので窓からの眺めは
↓
朝食は地下のレストランで。レストランの窓から谷を眺める。
部屋が反対側だったら、窓からこの眺めだったのに。
朝食は特筆すべき事は無い。
↓
↓
夜、夜食のカップ麺を作ろうとレストランへお湯を貰いに行く。スタッフが集まりワインを飲みながら売上の計算を行っている。かなり出来上がっているようで騒がしい。そして絡まれる。
『あ!お前日本から来たやつか。俺ナポリ(と言ってたか)出身』
そのノリを見れば南部の人間だとわかるよ・・・
「お湯が欲しいんだけど」
『あ?なに?』
「お湯」
『お前まさか英語喋ってんの?わからないよ。スマフォの訳すやつがあるだろ。』
スマフォの翻訳アプリで「お湯」をイタリア後に変換しようとするが、Wi-Fiの電波が弱く表示されない。
『ここじゃダメだ!』
一緒にホテルのフロアまで移動。
『あーお湯か!』
バールへ移動してお湯を入れてもらう。お茶を飲むと思ったのか『お茶菓子がいるだろう!』と、棚から売り物のチョコレートを取って『これ持って行け!サンマリノ産じゃなくイタリアのだから美味しいぜ!』と。他のスタッフが一斉に「何バカげたこと言ってんだ」みたいに突っ込む。そしてワイワイ騒ぎながら車に乗って帰って行った。お前ら飲酒運転だろ・・・・
何もかも適当すぎて楽しいホテルだった。
つづく・・・
2016.11.19 (Sat) | Comments(0) | トラベル > イタリア | Edit | ▲