パリ経由イタリアの旅 66「シエナの夜景」
シエナの夜景を眺めに宿を出発。
宿から出てくると日は陰り街灯が点灯している。
焦ることはない。カンポ広場まで数分だ。
広場へ出ると、マンジャの塔にはまだ夕陽の光が当たっていた。
シエナは街灯にしろ、ライトアップにしろ、照明が点灯するのは早い。しかし光で浮かび上がるように撮影をするにはまだ早い。日が沈んでも、程よく暗くなるまでに暫く時間の掛かるのがヨーロッパ。少し付近を散歩しながらトワイライトタイムを待つ。
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周囲のレストランで食事をするか、広場に座り込んで自分を過ごしている人達が多い。
広場を出て大聖堂へ向かう。
「シエナ大聖堂」のライトアップ
通りやカンポ広場には人が多いのに、大聖堂周辺はあまり人はがいない。レストラン等が無いからかな。ライトアップを眺めるというような事はあまりしないのか。
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宿のおじちゃんに教えてもらったレストランへ食事に向かう。
場所としてはカンポ広場からプブリコ宮殿を挟んだ裏側のメルカート広場 (Piazza Mercato)
広場に面して「Antica Trattoria Papei」 [ www.anticatrattoriapapei.com ]
入口の前にいた店員さんに声を掛けて席に座る。
声を書けた時の返事で「あれ?」とは思ったけど、その店員さんは日本語が話せるようだ。奥さんが日本人、しかも福岡の人ということだ。私も福岡から来ていると言うと、親戚がどこそこで店をやっているとか、かなり流暢な喋りにそんな気がしたけど、出身は南らしい。横のテーブルにいたカップルから「日本語うまいね!」と突っ込まれ、さらに喋りの勢いが増す店員である。
色々と話をした後に注文。
トスカーナといえば、肉!?そのリクエストで宿のおっちゃんはこの店を教えてくれたんだけど。
メニューについて一通り“日本語で”説明してくれる。
まずはパスタ。しきりに勧めてきた「“うどんみたいな”パスタ」に、ハウスワインをオーダー。
パスタはイタリアにしては普通。ワインがかなり美味しかった。ぐいぐい飲んでたら、横を通りかかった時に勝手に継ぎ足してくれたりする。
そして肉。
私が注文しようとしたのは「量が多いから一人では食べれないと思うよ」とのアドバイスから他の肉にした。これ何だったっけ?
美味しいけど、これでも量が多くて全部は食べれなかった。
食後のお会計。メニュー表で大まかに計算していたものの、明らかに計算が合わない。サービスしてくれたのだと思う。
「来年九州へ行くので、その時また会いましょう!」と約束をしてお別れ。
カンポ広場を通って宿へ戻る。
夜遅くまで人の多い広場だ。
夜の路地歩きはせず、大人しく宿へ。
つづく・・・
2016.11.12 (Sat) | Comments(0) | トラベル > イタリア | Edit | ▲