パリ経由イタリアの旅 36「ジェノバの駅」
旅程六日目:5月2日
友人宅を出て一人旅が始まる。
まずはミラノへ出る。
友人に駅まで送ってもらい「次会う時は日本に移住済みかな」なんて話をしながらお別れ。
6:58 Gallarate - 7:31 Milano Centrale
Trenord / 2nd class / 4.8 eur
慣れるに従い、乗り継ぎ時間は短く設定していく。そのせいで、トイレへ行っただけで時間の余裕がなくなり、車内で食べるおやつを買う時間が無くなった。
ミラノ中央駅は相変わらず警備強化状態で、チケットがないとホームへ入れてくれない。
最新型フレッチェロッサ(FrecciaRossa 1000)
ゆっくり電車を眺める間もなく予約を入れている列車へ向かう。
8:10 Milano Centrale - 9:53 Genova Brignole
Intercity 657 / 1st class / 19 eur
次の目的地はジェノバです。正確には目的地ではなく寄り道になる。
もう一本早い便で移動したかったですが、毎回早朝出発では友人にも悪いだろうと思い、この時間の便にした。
移動中に車窓から見える街を眺めていると途中下車して歩き回りたくなる。
ジェノバ・ブリニョーレ (Genova Brignole)駅に到着。
ジェノバには駅が2つある。
ミラノ側からアクセスすると最初に到着する「ジェノバ・プリンチペ (Genova Piazza Principe)」。そして次に到着するのが、今回私が下車した「ジェノバ・ブリニョーレ (Genova Brignole)」。
どちらがメインなのか。どちらで下車するのが良いのか。事前調査で随分と迷った。観に行こうと思っている場所を地図上にマークして、それらがどちら寄りに集まっているかで、ブリニョーレ駅を選んだ。
一度表へ出て駅舎を眺めてみる。立派だ。
スーツケースが邪魔なので駅へ戻る(先に預けて出てこいよって話だ)。
手荷物預かり所は駅へ入って右端辺りにあります。
料金は5時間6ユーロ
パスポートを出すと「おー、日本人。そうか、そうか。」と満面の笑顔なお兄さん。それだけ言って終わりなんだから意味不明だ。どうせ日本人には言葉通じないだろう…な、諦めか!?
ジェノバ観光開始。
まずは、もう一つの駅も立派だということなので観に行く。2つの駅は地下鉄で繋がっているので移動は楽だ。
チケットは100分有効の通常チケットが1.5ユーロ。24時間有効のジェノバパスが4.5ユーロ。
100分以上滞在する。3回以上乗る。ということでジェノバパスを購入。これで地下鉄だけでなくバスも乗り放題になる。 [ www.amt.genova.it ]
これがジェノバの地下鉄路線図
地下鉄なはずだけど、階段を上って高架ホームになっている。
やって来た車両の小ささ、というか、細さに少し驚いた。
ブリニョーレ駅からプリンチペ駅まで10分位だったかな。あっという間。
あまりのにもあっという間で、車内で写真を撮っていたら到着していた。
さて降りよう。
あれ??扉が開かない。
他の扉は自動ドア。なんで?
ボタンを探す。無い。
他の場所から出ようと移動し始めたら扉が閉まる。発車!
おいおい!!
照れ笑いで横にいたおばちゃんの顔を眺めたら「次で降りたら?歩いても5分位よ。」と言われた。薄ら笑いで「へへへ・・」しか言葉が出なかったよ。
利用する場合は最後尾の扉に注意。
乗り放題チケットなんだから、また地下鉄で折り返せば良いものを、駅を出て歩いてプリンチペ駅を目指す。通りには観光客向けの店が沢山並んでいる。すぐ真横が港なのだが、高架橋が視界を遮っていて眺めは良くない。
歩いても5分と言われたけど15分位かかった。立ち止まりすぎなんだろう。
プリンチペ駅近く。中華系のお店が目立つ。お店というより倉庫状態だ。よくあちらの人達が着ているユニクロのダウンジャケットみたいなのが建物内に山積みとなっている。
カーブを抜けてプリンチペ駅へ出た。
駅前に立つ像はコロンブス。彼はこの街の出身なのだ。街中には生家も残されている。
交通量が多く、道をわたって近くまで観に行くことはなかった。
つづく・・・
2016.09.09 (Fri) | Comments(0) | トラベル > イタリア | Edit | ▲