パリ経由イタリアの旅 30「サンタントニオ教会」
『ミラノ記念墓地 (Cimitero Monumentale di Milano)』から目的の場所へと向かう。
その途中、目の前に見えた教会が気になり立ち寄る。
『聖アントニオ教会 (Santuario di Sant'Antonio di Padova)』
ヨーロッパへ行くとあちらこちらに教会があり、見かける度に寄っていると全然前へ進まない。分かっていながら、立ち寄らずにいられない私である。
中へ入ると、ちょ~~~~暗い。
撮影は、いわゆる高感度撮影です。
天井に絵が描かれているようだが、肉眼では何が描かれているのかさっぱりわからない。
高感度撮影をしてモニターで確認するという。
暗い中に照明の点いている祭壇だけが浮かび上がっていました。
晴れていればもう少し明るいのかもしれないけど、雨降りじゃあ光は入ってこない。
雨宿りを兼ねて教会内に座り込んでいたら男に捕まる。簡単に書くと「金をめぐんでくれ」とジェスチャーで訴える。最初は意味がわからなかったので聞き返していた。「何も食べてないんだ。お腹空いたんだ。お金恵んでくれ。」と、一切喋らず胡散臭い演技で訴えてくる。見た目と下手な演技から嘘だろうと判断。変なのに絡まれた時は日本語に切り替える。
「意味がわからない。は?なんだって?腹が痛いの?トイレの場所なんて知らないよ。嘘だろ?演技が下手いよ。」通じないのを分かっていて好き勝手に言いまくる。近くに日本人がいたようで、会話を聞いて笑い始めた。男性は笑われているのに気が付き、諦め去って行った。
俺の勝ち!
教会を出る。
少しは小降りになったようなので目的地へ。
その途中、先程の物乞い男を見かける。ピンピンとした動きで次の獲物を探し回っていたよ。
つづく・・・
2016.08.26 (Fri) | Comments(0) | トラベル > イタリア | Edit | ▲