佐世保ドライブ 09「黒島へ渡る」
この日は朝から黒島へ渡る。
つい最近、世界遺産への推薦取り下げとなった「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の構成資産である『黒島天主堂』を見に行きます。
島へは、相浦港から高島経由のフェリーが黒島旅客船㈲により1日3便運行されています。時刻表や運賃などの情報は「船の旅情報・黒島旅客船㈲」 [ www.fune.co.jp ] で御確認ください。
島内には交通機関がなく、港から天主堂までは歩いて行くしか方法はありません。しかも、寄り道せずに向って20分程かかります。ですので、日帰りならば始発10:00の便で渡り、最終15:30で戻ってくるしかありません。
相浦港へは8時過ぎ頃到着。
フェリー乗り場の無料駐車場は数台分しか無く、既に埋まっていました。ここで働いてる人が停めてるような気もしましたけど。
港の方にどうしたら良いのか聞いたら、「今日は休日だから銀行の駐車場に停めさせてもらえば」と言われ、交差点付近の駐車場へ移動。しかし既に埋まってます。釣客や工事業者など、慣れた人が先に入れ込んでしまっている。どうしようかと駐車場向かいにあるお店の方に相談したら「その柵の中に停めちゃえ」だって。恐らく市の管理用地なのでしょう「今日は休みだから市役所の人も来ないよ」とね。「来たら俺が許可したと伝えてあげるから」ということで、柵を退けて駐車。
仮に世界遺産へ登録されたとしたら、間違いなく訪れる人は増える。駐車場はなんとかしないといけないだろうね(フェリー乗り場の向かいに空き地を利用した有料駐車場はあります)。
往復チケット(720円)を購入して乗船
島へは車やバイクを乗せて渡れます。
相浦港は桟橋になっていて問題無いですが、黒島側が・・・
火力発電所を眺めながら出航。星の撮影をしていて、ここから発される光がとても邪魔だった。
途中で高島に寄り、50分程で黒島に到着。
黒島港に桟橋はない。この時間、潮位が低かったのでしょうか、船からのスロープ角度がきつくて車が出れないという。嵩上げの板を置いてゆっくり上陸しているが、板から降りた瞬間“バキッ!”。観光バスのフロントバンパーがカチ割れてた。
お金があるから車で渡ってやるとお考えの方は、この辺も考慮して渡ってください。
黒島上陸!
左手に少し歩くとマップがあります。
↓
テプラで修正ですか(笑)
フェリーの乗客は、大きく分けて観光客・釣り客・工事業者・島民に分かれる。先に書いた通り、島には交通機関がなく、観光客はほぼ全員同じ場所を目的としている。フェリーから降りた後はゾロゾロと連なり遠足状態で同じ方向へ向かうのである。
港からは近くを歩いている子供達の愚痴を聞きながら暫く坂道を上り続けます。レンタルサイクルでもあれば便利でしょうね。
20分程歩くと見えてきた。
『黒島天主堂』
長くなってきたので別エントリーで掲載します。
教会を1時間ほど見学していましたが、帰りのフェリーまではまだ随分と時間がある。外は暑いし、港よりは良いだろうと教会内に座って時間潰ししていたら、教会の方に声をかけられる。
「随分熱心に見学されてますね!」
いやいや・・・
確かに他の観光客は既に全員何処かへ行って私一人ですけど・・・
どこへ行っても人より長いけど・・・
フェリーの時間待ちだと告げると、「他にも見る場所ありますよ」と地図を渡され説明を受ける。島内散歩の開始。
道は広く綺麗に整備されていて、沿道には沢山の花が咲いている。すれ違う島民の方達から、まるで顔見知りかのように挨拶されたり声をかけられたり。なんだかちょっと不思議な気分。
暫く歩いて辿り着いたのは『根谷アコウの巨木』
↓
人を入れないと巨木具合が伝わらないってね。誰もいないからさ。フェリーで一緒に渡ってきた観光客の姿を全く見かけないのだが、みんなどこへ行ったのさ。
教会まで引き返す。
教会近くの『カトリック共同墓地』へ。
黒島天主堂の建築に貢献したマルマン神父の眠る墓地。
地図に展望所の文字を見かけて行ってみる。
『蕨展望所』
共同墓地から歩いて15分。上り坂と暑さでしんどかった。
島内の民宿を利用するとおじさんが車でガイドをしてくれるようで、女性グループが説明を受けていた。
港へ向けて先に歩き出す。後から来た車が私を追い越した所で止まった。乗せてもらえるのかなと少し期待したが、私が近付いた所で走りだした。思わずこのポーズ
○| ̄|_
最後に『串ノ浜岩脈』を眺めて港へ戻ろうかと。途中まで行った所で時間的に厳しいと判断。教会内で座っていた時間があれば間に合っていたと思う。
引き返して港へ。
汗だくだったので、トイレでTシャツを洗って船に乗り込む。ここで先程展望所にいた女性達の乗る車が港に到着。岩脈も見に行ったのだろうな。ムッキィーー!
15:30の便で島を離れる。乗客は始発便と同じ顔ぶれ。みんなこの時間までどこにいたのだろうと不思議に思う。
つづく・・・
2016.02.25 (Thu) | Comments(0) | ドライブ > 長崎 | Edit | ▲