PowerShot S120 撮影テスト #4
canon PowerShot S120の撮影テスト その4「星空モード」
S110には搭載されておらず、S120から加わったのが「星空モード」
「星空夜景」
「星空軌跡」
「星空インターバル動画」
の3種類が、何の知識がなくてもシャッターボタンを押すだけで撮影が出来るようになっている。
まずは星を点で写す「星空夜景」
設定は何も触らず撮影。
exif: iso 800 / f1.8 / 15s
撮影データを元に、マニュアルで同じ設定にして撮影。その違いを見てみる。
フォーカスはマニュアルで無限遠にセットしています。
exif: iso 800 / f1.8 / 15s / WB auto
比較すると「星空夜景」ではレンズにソフトフィルターを付けたような画像処理をカメラ内で行っている。手前の北斗七星オブジェの輪郭を見比べるとよくわかる。当然だが「星空夜景」の方が星はわかりやすく写っている。
撮影時に設定変更できるのは、露出補正とホワイトバランス(アンバー・ブルーへそれぞれ二段階)。露出を+2/3、WBをブルーへ2段変更して撮影してみた。
exif: iso 1250 / f1.8 / 15s
撮影データを見ると、絞り・シャッターは固定で、感度を上げて明るさを稼いでるようだ。リサイズすれば分かりにくくなりますが、30秒経つと星は点じゃなくなるので、感度で稼ぐのは理解できる。
同じく、撮影データを元にマニュアルで。上ではWBをブルーに振ったので、色味を近付かせるためにこちらはWBを電球へ変更しました。
exif: iso 1250 / f1.8 / 15s / WB Tungsten
色味に関しては、マニュアルでWBを電球にしたほうが好みです。
撮影していた気が付いたことを幾つか。
「夜景モード」にセットしても、シャッターを押した時の振動で絵がブレるなんて失敗例をよく聞きます。この星空モードでは、自動的に2秒セルフタイマーがセットさるので、その心配はありません。三脚に固定さえすれば、だれでも簡単に撮影できます。
目潰し対策として、メニュー表示の色が変更できる「暗所表示」が搭載されている。通常だと白文字で表示されますが、この機能を入にするとオレンジ色に変わります。
これで何が変わるのか、ご自身でお試しください。暗所に目が慣れた後に、通常表示で操作するのと、この表示で操作するのでは大きな違いを感じると思います。
「星の強調」入・切での違いも撮影してみるべきだったと、今このエントリーを書きながら思いました。
「星空モード」の後に「マニュアル」で撮影しようとして気が付きましたが、モニターに表示される明るさが違います。「マニュアル」だと暗くてオブジェが殆ど見えず構図が掴みにくいのに対し、「星空モード」の時は少しブーストしてくれるのかオブジェが見えるように表示されていました。
↑見えている星のオブジェがマニュアルモードにするとほぼ見えなくなった。
「星空軌跡」のテストは、また別エントリーにて。
ロケ地:福岡県宗像市「北斗の水くみ海浜公園」
2014.03.09 (Sun) | Comments(0) | カメラ・写真 | Edit | ▲