PowerShot S120 撮影テスト #2
canon PowerShot S120の撮影テスト その2「ハイダイナミックレンジ」
S110では通常撮影と、その色効果として「セピア」「モノクロ」「極彩色」「ポスターカラー」の4種、計5種の撮影が可能だった。対して、S120では仕上がり効果として「ナチュラル」「絵画調標準」「グラフィック調」「油彩調」「ビンテージ調」の5種。
どの様に写るのか試してみる。
その前に、S120ではS110より連写性能が向上している。連写撮影をしない私は、全く気に留めていなかった機能。ところが、意外な所で良い効果をもたらしている事にHDR撮影で気が付く。
HDRは、露出の違う3枚の写真を連続撮影して、それらをカメラ内で一枚に合成して作られている。手持ちで撮影すると、S110では連射速度が遅いので、3枚撮影中に構図が微妙にずれて合成画像に乱れが出ていた。S120では連射速度が向上しているので、昼間であればほぼ一瞬に3枚を撮影してしまう。S110の時のような乱れが出なくなっていた。
比較用にまずは通常モード。
WB 太陽光 / マイカラー「ポジフィルム」
暗部補正をoffからautoへ変更してみる。
ハイダイナミックレンジ「ナチュラル」
むむむ・・・
通常モードの暗部補正の方が良い効果。
試しにS110のハイダイナミックレンジ
あれれ・・・S110の方が良い。。。
仕上がり効果の違いを撮り比べてみる。
「ナチュラル」
「絵画調標準」
「グラフィック調」
「油彩調」
「ビンテージ調」
S120からは、素人好みな仕上がり画像を排出するようになってしまったようだ。
全体的に暗部の持ち上げ幅が足らないような気がする。これでも露出補正を+1かけている。あ、そういえば、S110ではハイダイナミックレンジの時に出来なかった露出補正が可能になっています。
いや、だから暗部補正が足らないって・・・
今度はハイが飛び過ぎだって・・・・
夕暮れの逆光時
ハイもローも・・・・
ここまで撮影して、S120では通常モードで暗部補正とダイナミックレンジ補正をかけるのが一番私好みのハイダイナミックレンジ画像なのではないかと思った。
2014.01.25 (Sat) | Comments(0) | カメラ・写真 | Edit | ▲