伊仏個人旅行 16「世界三大夜景:ポジリポの丘」
スケジュール組みにおいて、最後まで行こうか行くまいか悩んだ場所、それがナポリ。ナポリに関して調べていると、治安についての話題が多く出てきていたからだ。それでも注意して行こうと決めたのは【Grotta Azzurra / 青の洞窟】のあるカプリ島への船が出ている場所であるということと、世界三大夜景スポットがあるということから。
「世界三大夜景」
・函館:函館山からの夜景
・香港:ビクトリアピークの夜景
・ナポリ:ポジリポの丘からの夜景
詳しい説明は
こよなく夜景を愛する人へ > 世界三大夜景
を御覧ください。
今回の旅行で一気に二箇所(香港・ナポリ)を制覇出来る事になるのだ。
せっかく近くまで行くのだから、観に行かないのは勿体無い。日本人のくせに日本のスポットだけ未制覇になるのはおかしな話だなとか思っていたが、05「香港ヴィクトリア・ハーバー」で既に書いた通りビクトリアピークも未制覇という事になった。
夜景鑑賞にあたって、鑑賞時よりその後ホテルまで戻る時の方が心配だった。よって鑑賞スポット近くにあるB&Bに予約を入れておいた。夜景を眺める広場から直線距離で200m。これならダッシュで戻れば問題ないだろうと思って。
B&Bにチェックイン時、既に陽は沈みトワイライトタイムに入ろうとしていた。夜景を眺めるだけなら暗くなってからでも構わない。しかし写真撮影はトワイライトタイムから、というポリシーがあるので急いで出かける準備。鞄の中身をベッドにぶちまけ、カメラと三脚のみカバンに入れて丘を目指す。
と、その前に、、、
明日朝の便でローマへ戻るので、宿は早朝チェックアウトすることになる。朝食・チェックアウトともに7時からとなっていたけど、7時に出発したいということをレセプションにて伝えた。すると朝食を早めに準備してくれることになった。ついでだから支払いもこの時済ませておいた。
準備が整い出発!
丘の遊歩道【Via Orazio / オラツィオ通り】を少し上ると視界が開けた。
歩きながらコンデジの高感度モードで撮影。
上記「こよなく夜景を愛する人へ」内にある「ナポリの夜景」で紹介されている広場を目指し、さらに歩いて上を目指す。
カーブをいくつも曲がり、上に登って行くが広場というものが見当たらない。こんなにいくつもカーブを曲がっていなかったはずだ。プリントアウトして来ていた「ナポリの夜景」のページを確認しようとしたのだが!ホテルに置いてきてしまった・・・・
通信料を覚悟して携帯電話でページにアクセスして確認しようとしたが!繋がらない・・・・
これ以上時間が経つと空の残照が無くなり、ヴェスヴィオ山が埋もれてしまう。とりあえず広場を諦め、道沿いの開けている場所に一眼をセットして撮影開始。
このエントリーを書くにあたって、グーグルアースで撮影した場所を確認すると、遊歩道のオラツィオ通りを登りに登って、そこから逸れた【Vis Stazio / スタツィオ通り】より撮影している。ネット上に溢れるナポリの夜景写真とは少し違う構図で撮影出来たから良かったじゃないかと、今はそう思うようにしている。
ヨーロッパの、というより日本以外のという表現が正しいと思いますが、夜景はオレンジ色がメイン。これは以前旅した中国、香港、そしてイタリアへ向かう飛行機の中から見下ろしたモスクワ、さらにこの後向かうフランスの夜も同じだった。ナトリウム球の照明がメインに使われているからだと思う。
撮影を終え、暫く手摺に腰掛けて夜景を眺め、登って来た道を戻る。上へ向かう時ベンチで絡んでたカップルが帰り際もまだチューチューしていたんだが・・・そろそろ唇ふやけてるだろ?
下っていると見覚えのある構図。・・・あ!ここだ。
夜景サイトで紹介されている広場発見。行きに歩きながらコンデジで撮影した場所から少し逸れた場所だった。さすがにヴェスヴィオ山は埋もれていたので、レベル調整して浮き上がらせています。
広場というのが遊歩道となっているオラツィオ通り沿いにあると思って探していたが、途中から【Via Felice Minucio / フェリーチェ・ミヌチョ通り】という狭い道へ右に入って行った場所だった。分岐点には黄色い標識も出ている(夜景サイト参照)。もう少し明るい時間だったら遊歩道から広場が見えていて気が付いていたと思うんだ。
とりあえずナポリまで来た目的を達成。
ローマ到着からここまで、一日めちゃくちゃだったな・・・・・そんな事を日本から約1万キロ離れた場所の夜景を眺めながら、男一人で考えていたのであった。
当初心配していた治安について。
今回の宿泊先はメルジェリーナ港の真向いなんですが、そこからこの丘まで歩いて行きました(といっても道を一本挟んだ隣ですけど)。丘を登るオラツィオ通りは街灯が薄暗く、道もあまり綺麗ではない(ゴミではなく)ので少し不安になるかと思います。しかし、このスポット一帯は高級住宅街になっているのもあるせいか、怪しげな雰囲気は全く感じませんでした。と言っても、夜の山道を平気で歩く私の意見は参考にならないかもしれませんけど。むしろナポリ中央駅周辺のほうが昼間でも不気味でしょうがなかったです。
つづく・・・
2010.12.12 (Sun) | Comments(0) | トラベル > イタリア | Edit | ▲