サーモスタット交換
水温の上がりが遅い。上がっても走行を開始すると60度-65度位まで下がり始める。走行中に70度を超えることはほとんどない。おかげでヒーターの効きも悪い。
どうもサーモスタットが開いたままになり、ありがた迷惑に常時クールダウンを行ってくれているようです。
不思議なのが、一度水温が上がって冷間時の【水温制御】が解除されると、その後水温が65度以下まで落ちても、再度制御している様子がない。何故なんだろう。
オーバーヒートするわけではないので、エンジンにダメージを与えることはないと思う。でもヒーターの効きが悪くて寒いから交換することにした。
品名:サーモスタット
品番:21200-42L06-
価格:2,268円
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品名:ガスケットフルード
品番:KA760-15000-
価格:2,520円
ガスケット高すぎなんですけど・・・
というか、量が多すぎなんです。サーモスタット交換くらいでこんなに使いません。ミッションやデフのケースシールしても余りそうなくらいです。しかし、扱っているのはこれ一種類ということで。ホームセンターで量の少ないのを購入した方が良さそうですよ。
THERMOSTAT 76.5 とは開弁温度でしょうか。
それでは交換手順というか、作業レポート開始。
断っておきますが、整備に関する専門知識は持っていません。いつもは作業前にGoogle先生とお勉強するのですが、手前から見えているので簡単だろうと、何の予備知識も付けずに作業を開始。真似するのは勝手ですが、この手順が原因で何かトラブルが起きても私は責任を持ちません。
サーモスタットの位置ですが、ロアホースを辿ればエンジン側に。
まずはオルタネーターにLLCがかからないよう、ビニールをかけて保護します。
ロアホースを抜くとクーラントがジョパッと出てきます。落ち着いたらサーモハウジングを外します。12mmのボルトが3本。手前2本は簡単に外せますが、奥側が・・・・無理!
ラチェットが当たって回せないので、エクステンション付けて回してみる。なんとか回っているようだが緩んでいる感じはない。軍手越しだとよくわからないので、素手を突っ込んでみる。
アチッ!
LLCを買いに行ったのでエンジンが熱を持っています。水温は落ち着いていたが、さすがにエンジンはまだ熱かった。
上手く手を入れて確認してみたら、角を軽くなめているようだ。コマを嵌めた状態で確認してみたら、オイルレベルゲージの管が邪魔で斜めに入っている。エクステンション無しだとラチェット回らない。有りだと斜めで緩められない。何か方法があるはずだと観察していたら、オイルレベルゲージの管を固定しているボルト発見!
外してみると、外側に動いて隙間が出来た。
これでコマが真っ直ぐ入るようになり、奥のボルトを外すことが出来た。
ハウジングを外すとサーモスタットがこんにちは。
しかし、今度はサーモスタットが外れない。固着しているようなので、プライヤーで引くと外れて、その途端中からLLCがドバドバ・ジャバジャバ・・・・
ハウジングのボルトで試行錯誤している時にビニールを外したんですけど・・・
あちゃー!って、ビニールを被せること無く、ブログ用にカメラを突っ込んで撮影している自分がいる。こんな写真撮っているからカメラが傷だらけになってしまうのですよね。ハイエンド機とは思えない使われよう(笑)
ということで、このエントリーが役に立った人はオルタネーターが壊れたらカンパしてね(冗談)
中からはかなりの量が出てきます。大地に垂れ流さによう、ちゃんと受け皿を下に置いておきましょう。
一応、新旧比較。
新しいサーモスタットを取り付け。
TOPと刻印されているのが上です。イボがあるので角度が合わないと嵌らないと思うけど。
外したハウジングには古いシーラーのカスが残っているので、綺麗に落とします。矢印の溝部分も忘れずに。
取り付け直前に新しいガスケットを塗ります。
これは塗り過ぎです。
塗った後、ガスケットの説明書が箱の底にあるのを発見。
拭き取って塗り直しました。
手にシーラーが付いて、カメラを触りたくなかったので塗り直し写真はありません。
あとは逆手順で、ハウジングを当てボルトを締め、オイルレベルゲージの固定ボルトも締め付け、ロアホースを取り付ける。ガスケット説明書によると、装着後30分はオイルなどを入れないように、ということです。
あとは【冷却水交換】の注水方法を参考に。
量にして4L程入りました。
最後にエア抜きをして作業完了!
試運転に出ると水温も正常値に、ヒーターも暖かい風が出てくるようになりました。
さあみんな拍手だぁ!→
2010.01.17 (Sun) | Comments(4) | my R32 | Edit | ▲