びっくり北京ツアー旅行 - part 2
part 1はショッピングの話題について書きました。
part 2はその他の巻き上げについて書きます。
■京劇と中国雑技団鑑賞
ツアーオプションで各3,900円。
中国雑技団のみ観に行きました。
調べてみると自分達の座った場所の劇場チケットは150元。
両替時に手数料ナシで1万円が700元になりましたから、レートは1元=14.2円ということになります。
ということでチケットは2,130円。中国の人が娯楽として観に来るには、このチケット代は高いように感じます。おそらく来るのは観光客のみと割り切った設定なのでしょう。
となると往復のバス代が1,800円?
距離的に妥当・・・いやいやここは中国だし。
■印鑑
移動中のバス内で印鑑用のメノウ石が配られる。
石は全員に無料でプレゼント。希望者は1本100元で文字を彫ってくれるということだ。魅力無し。現在石だけが家にある。
ちなみに、注文すると配られた石に文字を彫ってくれると思うのが普通だろう。なぜか配られたものとは別に彫った石が後から渡されるという。恐らく、この石は100円くらいのものでしょう。注文した人から見せてもらいましたが、機械彫りでしょうね。しかもすごく彫りが浅いし文字の配置が悪くて隙間があったり・・・
■お土産のカタログ
バスの中でお土産のカタログ、そしてクッキーと栗の試食品が配られる。
お土産に関しては事前調査していて、定番品として頭に入れていた物がこのカタログにも掲載されています。烏龍茶クッキー、パンダクッキー、パンダチョコ、天津甘栗、紹興酒など。基本的にまとめ売りだが、バラ売りも可能らしい。
事前調査で、パンダ系のお菓子は不評な声が多かったというのが頭にあった。天津甘栗も試食すると日本の露天で売っているモノの方が数倍美味い。100円ショプで買うものですらもう少し美味しい。日本ではもっと美味しく100円で買えるものがこの値段。買う価値なしと判断して何も注文せず。
■フォトアルバム
初日から現地の男性ツアーガイドとは別に、サポートで若い女性ガイドもバスに同乗。なかなかチャーミング。観光スポットでは集合写真のカメラマンに。しかしカメラマンの割りには使っているカメラが・・・finepixでしたけど。画質は最新コンデジより劣る。
最終日、それらの写真を空港へ向かう途中のバス内にて1枚700円で販売開始。絵葉書のような台紙に貼り付け、束ねて一冊にまとめてある。
いらない写真は省いて、必要枚数分だけ支払う。確認すると、Pモードでのフルオート撮影でしょう。霧のかかったところでの記念撮影。人間だけ写って背景飛んでるとか。
しかし意外にみんな数枚ずつ買ってましたね。ただのカメラマンとして付いてきているのではなく、4日間ちゃんとガイドのサポートもしつつ、お客さんとも仲良くなるわけですから、つい買ってしまうのでしょうね。私?買うわけがないじゃないですか。
これらは作り話ではありません。検索をしてみると同じ様な話題がいくつも出てきます。こちらも併せて御覧ください。
CNET Japan「北京3泊4日食事観光付で29,800円の格安ツアーのカラクリ」
こちらの文章を読んで、そうだったのか!と思い、下書きしてた文章を全て書き変えることにしました。
画廊のおっさんはうちらの時とは別人ですね。
「環状高速線を遠回りで走ったりして」と書かれてますが、渋滞を避けるために運転手は最適な道を選択していると言っていましたよ。さすがにそんな所まで疑いませんが、今となっては本当かどうか・・・
ここまで読んで、勘の鋭い方ならツアー料金が安い理由おわかりですね。
そうなんです。旅行会社はお店からのバックマージンで利益を出しているのです。
一説によると、店側は売上でなく連れて来た人数に対して支払うとも。前者なら売れなくても店側に損はない。しかし後者なら買ってくれなきゃ一人分損します。だとすれば必死に何かを売ろうとするのも理解できます。
調べてみると、ツアーを企画しているのは日本の旅行会社ではなく中国国内の旅行会社。
普段はチケットと宿だけを確保して好き勝手に動く人間なんで、旅行会社とはほとんど縁が無い。旅行会社というのは、団体による割引のお得感や、一人だと何も知らずに変な所に入ってしまうのを防いでくれるとかの安心・手軽・高効率を求めて利用するものだと思っていた。それを変な店ばかりに連れて行きやがって。
中国の旅行会社による企画とはいえ、申込むのは日本の旅行会社。大手なんだから、ちゃんと内容まで監修してくれよと思う。今回ので旅行会社に対するイメージはガラリと変わりましたね。
こういうショッピングではない普通のツアーだと費用はどれくらいなのだろう。そういうツアーで中国市場価格のお土産を買って帰るのと、今回の様な激安ツアー+ボッタでお土産を買って帰る。結局トータルでは大差ない支出になるのかなとも思ってみたり。
検索では、似た様な(ほぼ同じ?)内容のツアーで29,800円とか、19,800円とかで行っている人もいるようです。ここまで激安になってしまうと、何か買うまで解放してくれないのではなかろうか、という心配が出てきます。
こういうツアーに参加した他の人達はどういう感想を持っているのだろうかと検索してみれば、こういうことでした。帰国後暫くはショックが大きかったですけど、考え方を変えると、上記リンク先にも書かれてますが「何も買わなきゃお得」なツアーなんですね。私の様に。
だけど、知らずに参加して、途中で勘付くとショックは大きい。私の様に。
「カラクリを知った上で、何も買わずに帰ってくる」これが一番お得な激安ツアーの利用方法ということですね。
とりあえず、中国へ行くことは二度とないでしょう。
つづく、、、
2009.12.09 (Wed) | Comments(1) | トラベル > 北京 | Edit | ▲