2009年富士登山 03「富士山八合目からの御来光」
本七合目、本当に約3分程の休憩で立ち上がる。
気温は何度だったのだろう。本六合目のトイレで見た温度計が8度だったから、それ以下でしょう。さらに風も出てきて寒くなってきたので、ここでレインウェアの上着を防寒着代わりに羽織る。
この時、山から見えるスカイライン(地平線)は薄らと明るくなり始めていた。事前に調べていた富士山頂の日の出時刻は5時9分。カメラセッティングなどを考えるとタイムリミットは約一時間。
友人は4月に越して来たばかりだというのに、富士山に登るのはこれで早くも3回目。だが須走から登るのは今回が初めてなので、八合目もしくは九合目まで凡そ何分位掛かるのか見当がつかない。とりあえず登れる所まで登ろうと動き始める。
しかし足が重い。多分酸素が足らないせいだと思うが(いや、足らないのは体力だろ)、呼吸が乱れ気味。そうだ!と用意していた携帯酸素を吸ってみる。騙されているのではないかと思うくらいに全く変化無かったです。次回からは持って行きません。
この辺になってくると岩場を登る様な所も多くなってくる。立ち止まる回数も多くなり、一番しんどかった区間です。登山道脇にあるロープを掴み、腕の力で体を持ち上げてるようなものでした。
それでもなんとか八合目を抜け本八合目(標高3400m)到着。
到着して後ろを振り返ると、しんどい顔をした友人が・・・
さすがに荷物二人分は辛かったようです。ここで「これ以上は無理」と言われました。国体なんかの選手にも選ばれたことがあるような、かなり体力のある人間なんですけどね。下山後には「俺の荷物の倍以上重かった!」と嘆いてました。 カメラ機材が原因なのはわかっています。でも自分はそれが目的で登っているわけだから・・・
富士山は普通に携帯電話が使えるということで、当日はモブログ「放浪日記」へほぼリアルタイムにアップを行っていました。それを見ていた人なら知っているでしょうが、七合目を最後に更新が止まったと思います。それどころじゃなくなってたんです(汗)アップどころか写真すら撮っていないので、exifデータがなくて到着時間が分りません。
山小屋前のベンチに座り、エネルギーを補給。落ち着いたところでカメラをセットして最初に撮影した写真の時間が4時30分頃でした。空は大分蒼くなり、スカイラインは赤味を帯び始めていた。
(画像クリックで拡大表示)
ジワジワと赤くなるスカイラインを冷たい風に耐えながら眺めます。
次第に御来光目的の人たちが集まってくる。
向かいに座るオッサンがたばこを吸おうとしているが、ライターの火が点かないようだ。
家で準備をしている時、標高が上がると普通の100円ライターだと火が点かなくなる、と友人は違うライターを用意していた(私はタバコを吸わないからどう違うのか分らない)。だから横にいる友人は普通に吸っている。火が点かないオッサンの隣にいた別のオッサンがそれを見て、こちらを指差し、火を借りたらいいといった仕草をした。恐らく、ただライターの調子が悪いだけと思ったのだろう。火を借りに来た。そこで友人が差し出したのは普通の100円ライター。
ひどい!!わかっててわざと点かないライターを出すとは(笑)
案の定火は点かない。諦めかけたところでもう一つのライターを差し出し、点かない理由を説明してた。その後、後ろを向いて「勉強。勉強。」だって(笑)
空が蒼くなるに従って雲海が発生しはじめました。
河口湖方面
山中湖方面
空が色付き始め、雲が焼ける
2009年8月23日 5時9分 御来光
雲海がもっと広く出ていたら、色付いて綺麗だったでしょう。
撮影中、私の真横で女性が撮影していて、何か独り言を言っていました。喋っている内容から、恐らく動画撮影していたのだと思います。YouTubeにアップされていないかと探してみましたけど、見つかりません。ですが、同じ日に近くで他の方が撮影した動画を見つけたので貼り付けさせてもらいます。
何合目で撮影したのか、コメントを入れてみましたけど、まだ回答は無い・・・
御来光見学で一時間ほど止まり、体力回復したところで山頂を目指します!
ここから先は荷物を自分で持ちました(笑)
つづく、、、
2009.09.02 (Wed) | Comments(1) | トラベル > 静岡・富士山 | Edit | ▲