2009年富士登山 01「富士山静岡空港へ」
角島大橋~四国巡行シリーズ【33『高松』】に出てくる友人、4月から仕事の都合で静岡へと移った。静岡といえば富士山!「これはいい機会だから登りに行こう」と話をしていた。
電話で話をしていると、来年の今頃彼は静岡に居そうにない、そんな雰囲気もあり、思い切って今年行く事にした。彼が居なくても富士山は登れるけど、今ならむこうでの宿や移動費用が掛からないという、せこい考えだ(笑)彼と登りたいなどという、変な友情物語など存在しない(#^.^#)
決断したのが6月下旬頃だったか、9月頃を目処に(←この時はシーズンというものを分かっていない)準備を始めた。アウトドアとは無縁な人間なので、そういう装備品はほとんど持っていない。いろいろと調べながら準備をしていた。彼にはその事を一言も言わず。高松に居た時も「何時か遊びに行く」と言っていたが、結局赴任中には一度も行かなかった。さらには、アウトドアとは無縁な人間なだけに、言うだけで登る気は無いのだろうと思われていたか、7月下旬に富士山山頂から登頂したとメールがやって来た。先に登ってしまったようだ。急に悔しくなって8月中に行く事にした。
静岡までの交通手段としてまず浮かんだのが新幹線:片道約19,000円
次に飛行機。最近話題の富士山静岡空港までJALの直行便が一日3便出ている。片道チケットが先得割引で15,000円
盆明ければ新幹線より飛行機の方が安いみたい。だから盆明けの週末21日から飛行機で行く事にした。不景気で仕事がグダグダなのでこんな思いつきでスケジュールが組めてしまう。
この時点で忘れているのが、自宅から福岡空港までと、富士山静岡空港から友人の居る静岡市内までの交通費。新幹線なら、自宅の前が駅だし友人宅も静岡駅から歩いて行ける場所なので、これ以上の出費は無い。飛行機だとそれぞれ空港への交通費が追加で必要になる。それでも微妙に飛行機の方が安いようだ。飛行機に乗りたいのと、話題の空港を実際に見てみようということで、不便は承知で飛行機を利用する事にした。
まずはオンラインでチケット予約。
違う飛行機の座席表を見ながら座席指定の画面で席を選んでいたので、こんがらがってJALへ直接電話を入れた。ついでだから
「窓は席の真横にある?」
「下は見える?」
「羽は邪魔じゃない?」
「後ろの席だと羽が全く見えない?」
・・・質問攻め(笑)
こんな内容で電話してくる人はあまりいないのでしょうか。しまいには「何をお知りになりたいのですか?」と聞かれてしまうし。航空写真を撮りたいだけである!飛行機なんて滅多に乗らないから、思い切り楽しみたいしね。
無事予約完了
JAL3815 - E70
12:05 福岡発 - 13:30 静岡着
(画像クリックで拡大表示)
前置き長すぎだな
8月21日(金)
久しぶりの飛行機に子供のようにワクワクしながら機内へ向かう。
中に入って驚いた。滅茶苦茶狭い・・・
マイクロバスの方がまだ広いのではなかろうか。
朝と夕の便は少し大き目の機材を使用しているらしいが、昼だけ小さい。金持ちがプライベートジェットとして使いそうな機材だ。なんだか搭乗率が悪いので、朝と夕の便もこの小さい機体に変更するとJALが発表してましたね。
窓からパチパチっと撮影を済ませ、携帯電話の電源を落とす。
約30分遅れでJAL3815便出航。富士山静岡空港への便は搭乗率がどうだとか言われているが、自分が乗った便に関しては9割は埋まっていたような気がする。
ベルトサインが消えて暫く経って窓から雲海の写真を。
地上に居ると見ることの出来ない綺麗な光景に涙が出そうになった(笑)冬の澄んだ青空よりずっと綺麗な色をした空だった。
パイロットはいつもこんな光景を眺めながら仕事をしているのかと羨ましくて。もう少し(←おいおい!)頑張ってパイロットになるべきだった。
この日の飛行ルートは四国上空を通過するルートだったようで、窓から見える陸地に広島上空かな?と思っていたら、機長が「左の窓から高松市街が・・・」なんて機内アナウンスしたので、自分が見ているのは高知の海岸線だと気が付いたわけだ。一番避けて欲しかったルートです。案の定その後は雲か海しか見えなかった。
約90分程で富士山静岡空港到着。
静岡らしく、アプローチ中に窓から見えるのはお茶畑だらけ。一枚撮影しておきたかったけど我慢した。富士山は見えませんでした。
空の旅を満喫し、余韻に浸りながら一番最後に席を立つ。
荷物を受取り、案内係にバスの時間を聞いたら、既に出発済みで次のバスは2時間後だって話( ̄□ ̄;)!!
延着に合わせて出発を遅らせてはいたらしいが、そんなにあっという間に出発してしまうものなのか。
どうせ友人の仕事が終るまでどこかで暇潰しをしなくてはならない。空港の展望デッキを教えてもらい見に行った。しかし・・・
こんなに閑散として動きの無い空港は初めてだ。約30分後くらいに自分の乗って来た飛行機がどこかへ飛び立っただけ。
この空港で働くと楽だろうな。必要性についての声に耐えなければいけないだろうけど。
バスの時間まであと1時間半。どうやって暇を潰そう。
石雲院の山門
彫刻が細かくて、どうとかこうとか・・・
蒸し暑くてどうでもよかった。そして小雨ぱらつき始める。
空港ターミナルへ戻る事にした。
何も無く、空調の効きが弱い空港ターミナル内で約一時間、携帯電話のゲームをして時間を潰すのであった。
この空港に付いては必要性からその他諸々、世間から色々と言われていますが、実際に利用してみてそれらの意見をよく理解できました。飛行機が好きだとか、先得割引でチケットが安いとかでなければ、新幹線を利用した方が断然良い。私は空を眺めたいので、不便でもまた利用します(笑)
つづく、、、
2009.08.30 (Sun) | Comments(2) | トラベル > 静岡・富士山 | Edit | ▲